セッション情報 一般演題(ポスター)ディスプレイ2

小腸IBD・生物学的製剤

タイトル

P-214 Infliximab(IFX)維持療法にて当院に紹介されIFXが離脱可能であったCrohn病の6例

演者 廣瀬崇(豊橋市民病院消化器内科)
共同演者 岡村正造(豊橋市民病院消化器内科), 浦野文博(豊橋市民病院消化器内科), 藤田基和(豊橋市民病院消化器内科), 内藤岳人(豊橋市民病院消化器内科), 山田雅弘(豊橋市民病院消化器内科), 北畠秀介(豊橋市民病院消化器内科), 山本英子(豊橋市民病院消化器内科), 松原浩(豊橋市民病院消化器内科), 河合学(豊橋市民病院消化器内科), 樋口俊哉(豊橋市民病院消化器内科), 田中浩敬(豊橋市民病院消化器内科)
抄録 【目的】infliximab(IFX)は2002年以降Crohn病の寛解導入療法のみならず維持療法にも有用である.ことが判明し現在多くの患者がIFXによる維持投与を受けているしかしこの計画的維持投与をいつまで続けるのか高いコストなどの課題も指摘されている今回我々は他院でIFXの計画的維持投与を継続申で当院に紹介され6一メルカプトプリン(6-MP)/アザチオプリン(AZA)の併用でIFXから積極的に離脱を図った6例について報告する.1対象】対象は男性5例女性1例.発症時田均年齢は27.8歳.(17-59歳)で病型は小腸大腸型3例小腸型3例であった.【方法lIFX維持療法(4~51ng/kg)にて寛解していた上記6例に対してIFXからの離脱を目的に3例は6-MPと5一アミノサリチル酸(5-ASA)もしくはサラゾスルファピリジン(SASP)の併用を2例はAZA単剤1例はAZAとSASPを併用した.【結果】6例全例がIFXから離脱が可能であった離脱時平均年齢は352歳(20-70歳)で当院受診から離脱までに要した期間は平均5.67か月(0~23か月)でIFX離脱時の6MP/AZAの投与量は6MPで平均50mg/day(40~70mg/day)AZAで平均83.3mgr(day(50~150mg/day)であった.離脱後経過期間は平均14.67か月(5か月~28か月)で寛解を維持している.離脱後2例に再燃を疑v・IFXの再度投与を行ったがその後再度寛解しIFXからの離脱が可能であった.他4例は再度IFXを投与する事無く寛解を維持している.現在の101BDスコアとしては2例は離脱後しばらくして転院となり評価困難であったが経過を追えている4例については0点が3例1点が1例であった.【結論】IFXはCrohn病などの炎症性腸疾患に対し非常に有用な薬剤であるが多くの症例はAZA/6MPの併用によるオーダーメイド療法によってIFNから離脱可能であると考える.
索引用語