セッション情報 一般演題(ポスター)ディスプレイ3

肝臓

タイトル

P-227 急性肝炎における肝萎縮の客観的評価法の検討

演者 宮本康弘(岩手医科大学消化器・肝臓内科)
共同演者 滝川康裕(岩手医科大学消化器・肝臓内科), 小野寺美緒(岩手医科大学消化器・肝臓内科), 片岡晃二郎(岩手医科大学消化器・肝臓内科), 及川寛太(岩手医科大学消化器・肝臓内科), 熊谷一郎(岩手医科大学消化器・肝臓内科), 渡辺雄輝(岩手医科大学消化器・肝臓内科), 鈴木一幸(岩手医科大学消化器・肝臓内科)
抄録 【目的】急性肝炎における肝萎縮の客観的評価法としてCTによる肝容積計測(CTLV)とアシアロシンチグラフィー(GSA-S)の有用性を比較検討した.(対象と方法】2008 一 2010年に岩手医大消化器肝臓内科.に入院加療した急性肝炎51例のうち入院早期にCTLVおよびGSA-Sを施行した30例(うち昏睡発現6例)を対象としたCTLVでは標準粁容積に対する計測駐容積の比(CTLV/SLV)をGSA-SではL肌151[15分後の肝/(肝+心)]を指標とし昏睡発現予知に対する寄与を両者で比較した.1成績11.CTLV/CLVは昏睡発現群vs.非発現群でO.70±0.25鴨1.02±0.40であり有意の差を認めなかったがLHLI5は0.72±O.11 vs O.86±O.OSと有意の差(p〈0.01)を認めた.2.ROC解析による曲線下面積は劇症化予知式O.900CTLV/SLVO.758LHL15α850でそれぞれのカットオフは50%O.700.85が適切と考えられた.3.昏睡発現予知の感度特異度はそれぞれ予知式83%96、%CTLV/SLV 50%85%。 L肌15100%67%であった.1考察1急性肝炎の劇症化予知に対しGSA-Sは感度がCTLV/SLVは特異度が優れてお.りそれぞれ機能的および形態的肝萎縮の指標として併用が望ましいと考えられた.
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