セッション情報 一般演題(ポスター)ディスプレイ4

膵癌1

タイトル

P-234 ゲムシタビン作用機序におけるHSP27リン酸化の役割

演者
共同演者
抄録 【背景】進行膵がんに対するゲムシタビン(GEM)投与において耐性を示す症例は少なくないがその機序については十分に解明されていない.【目醐我々はストレス蛋白質(heat sh㏄k protein:HSP)に着目しGEM投与におけるHSP27のリン酸化の役割について検討した1結果】GEM投与によりp38 MAPKMAPKAPK-2を介してHSP27がリン酸化されていた.またGEMの投与により膵がん細胞増殖抑制およびアポトーシスを認めたがp38 MAPKやMAPKAPKr2の阻害剤を繭投与するとGEMによるHSP27のリン酸化とアボトーシスが抑制された.さらに膵がん細胞Panclを遺伝子改変し恒常的HSP27リン酸化型細胞株(3D)とHSP27非リン酸化型細胞株(3A)を作成したところ3Dと比較して3Aは細胞増殖能が充進していたまた3AはGEM投与に対する感受性が低下していた。【結論】GEMによるHSP27のリン酸化は膵がん細胞の増殖抑制に重要な役割を果たしていると考えられGEM感受性のマーカーとなりうると思われた
索引用語