セッション情報 | 一般演題(ポスター)ディスプレイ4膵癌1 |
---|---|
タイトル | P-237 当施設での膵癌治療成績 |
演者 | 河瀬智哉(川崎医科大学附属病院肝胆膵内科) |
共同演者 | 吉田浩司(川崎医科大学附属病院肝胆膵内科), 宇賀治良平(川崎医科大学附属病院肝胆膵内科), 土肥展子(川崎医科大学附属病院肝胆膵内科), 佐々木恭(川崎医科大学附属病院肝胆膵内科), 中島義博(川崎医科大学附属病院肝胆膵内科), 多田大和(川崎医科大学附属病院肝胆膵内科), 仁科惣治(川崎医科大学附属病院肝胆膵内科), 富山恭行(川崎医科大学附属病院肝胆膵内科), 吉岡奈穂子(川崎医科大学附属病院肝胆膵内科), 原裕一(川崎医科大学附属病院肝胆膵内科), 是永圭子(川崎医科大学附属病院肝胆膵内科), 是永匡紹(川崎医科大学附属病院肝胆膵内科), 日野啓輔(川崎医科大学附属病院肝胆膵内科) |
抄録 | 【はじめに】当科での通常型膵癌に対する抗癌剤別治療成績を後方視的に検討した.【症例】過去5年間において我々1は151症例の通常型膵癌の症例のうち95症例に抗癌剤治療を導入した。術後抗癌剤治療を行った症例は44症例切除不能症例は51症例であった.Stage別の内訳は、 Stage3が10例Stage4aが41例Stage4bが44例であった.【方法】抗癌剤治療に関してはS1が保険承認される2008年までは塩酸ゲムシタビンを用いており2008年以降は塩酸ゲムシタビン単剤S1単剤両者併用のいずれかを用いて治療した.【結果】術後抗癌剤治療群におけるMSTは139ヶ月切除不能症例群におけるMSTは828ケ月であった。一次治療で塩酸ゲムシタビンを投与した症例は62例S1を投与した症例は18症例塩酸ゲムシタビンとSlの併用が15症例であったt塩酸ゲムシタビン単剤のMSTは9.4ヶ月S1単剤のMSTは10.8ヶ月併用群のMSTは8.1ヶ月であった.奏功率に関してはPR例が塩酸ゲムシタビン単剤で8症例(22%)S1例で3症例(23%)併用例で7症例(47%).PR+NCは塩酸ゲムシタビンで20症例(56%).S1単剤で7症例(54%)併罵群で10症例(67%)であった.奏功期間は塩酸ゲムシタビンで7.5ヶ月.S1単剤で11.6ケ月併用群で6ヶ月であった.二次治療に関しては一次治療での塩酸ゲムシタビン投与群では13症例(21%)がS1併用になりSl投与群では5症例(28%)が塩酸ゲムシタビンに変更し塩酸ゲムシタビン併用が3症例(17%.〉であった.【まとめ】当施設における膵癌治療成績を報告した.併用群の奏功率が高かったが生存期間は単層群と明らかな差は見られなかった.単剤で一次治療を行った症例は二次治療で他の単剤治療もしくは併用療法を行っていたが一次治療でPDになった残りの約半数の症例はBSCに移行していた |
索引用語 |