セッション情報 | 一般演題(ポスター)ディスプレイ4膵癌2 |
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タイトル | P-241 膵内分泌腫瘍におけるFDG-PETの有用性 |
演者 | 滝川哲也(東北大学消化器内科) |
共同演者 | 菅野敦(東北大学消化器内科), 三浦晋(東北大学消化器内科), 林晋太郎(東北大学消化器内科), 有賀啓之(東北大学消化器内科), 海野純(東北大学消化器内科), 濱田晋(東北大学消化器内科), 鈴木範明(東北大学消化器内科), 粂潔(東北大学消化器内科), 菊田和宏(東北大学消化器内科), 廣田衛久(東北大学消化器内科), 正宗淳(東北大学消化器内科), 下瀬川徹(東北大学消化器内科) |
抄録 | 【背景】膵神経内分泌腫瘍(pNET)は通常の膵管癌と比較して予後が良好とされる.2010年に新WHO分類が制定され細胞分裂像やKi67指数からNETを分類するよう提唱されているが病理所見と臨床像の関係は不明である.一方FDG-PETは通常型膵管癌を含め様々な悪性腫瘍における有用性が報告されているがpNETに関する報告は少ない、【目的】pNETにおけるFDG-PETの有用性を検討した.【対象1:2006年10月から2011年10月まで当科でFPG-PETを含めた検査を施行し病理組織学的にpNETと診断が得られた28例(男性:女性=16:12年齢56.0±16.1歳全腫瘍平均径25ユ±18.2mrn)を対象とした.【方法】pNETに関してSUVmax値を2以上の高値群と2未満の低値群(高値群:低随意=17例:11例)に分けて腫瘍径照67指数遠隔転移の有無(有6例無22例)について比較検討した.またKi67指数を2%以上と2%未満の2群に分けたときのSUVmax tsについても比較検討した.【結果】Ki67指数に関してTSUVmax高値群/低値9e = 11.2±14.0%/1。9±2.4%P = O.004とSUVmax値が高い場合には有意差をもってK167指数が高かった.腫瘍径はSUV血ax高値群/低値群=311士20.8mm/15.8±7.2mmP=O.066とSUVmax値が高い場合に腫瘍径が大きい傾向を認めた.遠隔転移の有無とSUVmax値の比較ではP・・O.055と有意差は認めなかったがSU-Vmax値が高い場合遠隔転移を来たしやすい傾向を認めた.またKi67指数を2%以上と2%未満の2群で分けてSUVmax値を比較した場合Ki67指数2%以上/2%未満=4.9±3.3/1.6±1.1P=0.0025と有意差を認めた【結語1FDG-PETのSUVmax値が高値の場合Ki67指数が高く腫瘍径が大きいことからpNETの悪性度と相関する可能性が考えられた. |
索引用語 |