セッション情報 一般演題(ポスター)ディスプレイ4

膵癌2

タイトル

P-242 膵頭部癌の局所進展度診断におけるMDCTの有用性と問題点-16 slice CTと256 slice CTによる診断能の比較-

演者
共同演者
抄録 【目的】膵頭部癌はその解剖学的位置関係により手術適応決定には詳細な局所浸潤診断が必要で多列検幽器を備えたMDCTは高精細なMPR像やMIP像を容易に作成することができるようになったため膵頭部癌の術前診断にはいまや欠かせないモダリティーである.今回16 Slce CTと256 S五ce CTによる膵頭部癌の局所診断能を術後病理所見と比較検討を行った.【対象と方法】対象は2007年4月から2011年9月までに膵頭部癌で外科切除された計35症例で全例とも術前に化学放射線療法は行われていない症例.CT装i置は16 sliceCTが14例256 s丘ce CTが21例で全例とも動脈相甲案質疑門脈優位相静脈相のダイナミック撮影を行い再構成画像には動脈相はO.625mm厚その他の相は1.2Smm rgで行った検討項目は膵癌取り扱い規約に基づきCHDUSRP八PVの局所進展について横断像のみの場合と横断像+MIP+MPRの場合での局所診断能を術後病理所見結果と比較した.【結果】MDCT全体では横断像のみでのCHDUSRPAPVに対する正診度はそれぞれ77%ee%57%66%86%83%で横断像+MPR+MIPでの僧林度は89%86%66%71%100%100%であった.また検出母数の比較では16 slice CTの正重度は横断像+MPR+MIPでそれぞれ86%86%64%64%100%1001%であるのに対し2S6slice CTは90%86%67%67%100%100%であった.【結語】膵頭部癌の局所進展度診断においてMDCTの横断像にMPRとMIPを併用することで局所診断能は高くなりさらに256 slice CTでは分解能が高くなりノイズの減少も可能で画質が改善され診断能が高くなる傾向であった。しかしt簡に随伴する線維化と癌の直接浸澗の区別はCTでは困難な症例がありSやRPの診断能は多部位に比べ低率であった
索引用語