セッション情報 招請講演

タイトル IL:

今後の難病対策の方向性(学会との連携を目指して)

演者 金光 一瑛(厚生労働省健康局疾病対策課)
共同演者
抄録  我が国の難病対策は,昭和47年に「難病対策要綱」が策定されて40年が経過した.その間,一定の成果をあげてきたものの,原因の解明すら未確立の疾患でも研究事業や医療費助成の対象に選定されていないものがあることなど難病の疾患間で不公平感があることや,医療費助成について都道府県の超過負担の解消が求められていること,難病患者の生活を支える総合的な対策が不十分であることなど様々な課題が指摘されている.こうした課題を踏まえ,厚生科学審議会疾病対策部会難病対策委員会は,今後の難病対策の在り方について一昨年9月より審議を行い,計17回にわたる審議の結果をとりまとめ,法制化の検討も含め,官民が協力して取り組むべき改革の内容を,「難病対策の改革について(提言)」として本年1月にとりまとめたところである.
 今回,様々な改革の内容と,臨床・研究の分野における学会との新たな連携についてもご紹介することとしたい.
索引用語