セッション情報 | 特別企画未来につなぐ消化器学 |
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タイトル | SS1 司会の言葉:司会の言葉 |
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抄録 | 消化器病学は医学の中でももっとも大きな領域の一つであり,その研究や医療の発展は医学研究者,医療従事者にとって極めて大きな課題と言える.一例として,現在わが国の病死の第一位は「がん」となっているが,がん死亡の第2-5位までを消化器がんがしめており,その克服は国民的課題となっている.また,消化管は最大の免疫臓器と言われているが,消化管免疫と腸内細菌との関わりは,炎症性腸疾患など消化器疾患の発症のみならず,神経疾患,アトピー,さらには成人病の発症や病態にも大きく影響していることが分かって来た.消化器と感染症の関わりは多くの疾病をもたらしており,また代謝の中心臓器としての肝臓の重要性も再認識されてきている.さらに内視鏡を始めとする多くの診断技術は,消化器領域を中心に発達してきた部分が多い.本特別企画では,こうした消化器病学の重要性に鑑み,医学医療全体の中での,今後の消化器病学のあり方について,わが国の消化器病学領域を代表する方々に提言を頂く予定である. |
索引用語 |