セッション情報 | 女性消化器医師支援委員会特別企画女性消化器医師のキャリア開発と活躍支援 |
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タイトル | SS2-6:女性消化器内科医への活躍支援 若手女性内科医として―武蔵野赤十字病院での1年を振り返って |
演者 | 鈴木 祥子(武蔵野赤十字病院消化器科) |
共同演者 | 黒崎 雅之(武蔵野赤十字病院消化器科), 泉 並木(武蔵野赤十字病院消化器科) |
抄録 | 医師9年目を迎えて初めて病院の移動を経験してから1年が経とうとしています.初期研修3年を聖路加国際病院で行った後,消化器科を選択,同病院で5年間消化器専門研修医,フェローとして学びました.出だしの5年間はほぼ内視鏡漬けの日々でした.2日に1度の緊急オンコール当番をなんとか耐え,基本的な手技のみならずESDやERCPのような専門的な治療を学ぶことができました.フェロー終了と同時に肝臓の勉強さらには臨床研究がやりたいと思った私は武蔵野赤十字病院の門をたたき,採用していただけることになりました.同じ消化器科といってもその違いに驚き,まずは着いていくのに精一杯で今日にいたりますのが正直なところです.自分の知識の少なさを思い知ると同時に,初めて経験する手技にも戸惑いは多く,自分と学年のそれほど変わらない先生方が数多くの学会発表をこなしながら,忙しい臨床現場で働く姿に圧倒されるばかりでした. 武蔵野赤十字病院に就職してすぐにC型肝炎3剤治療についてのテーマをいただき,日常診療とリンクさせながらそのテーマに取り組むような環境を与えて頂いたことは本当に大きな喜びです.また,消化器科の雰囲気がとてもよく,尊敬できる仲間と出会えたことに感謝しています. 前の職場では結婚・出産・育児を契機に仕事を変わった女性医師の先輩方や同期も数少なくありませんでした.まだいずれも未経験の私は普段女性ということを仕事上のハンディキャップに感じることは特にありません.忙しい消化器科において上記のようなイベント迎えた場合に,現在と全く同じ状態で働けるのかは未知数ですが,仕事は一生を通して続けたいというのが今のゆるぎない気持ちです.手に職のある仕事がしたくて医師になり消化器科を選択した原点を忘れる事なく,自分が夢中になれることを大切にして行きたいと思っています. |
索引用語 |