セッション情報 シンポジウム9

非切除胆膵癌に対する内視鏡的interventionの進歩

タイトル S9-9:

Japanese Multicenter experience of EUS-guide Biliary Drainage(EUS-BD)

演者 伊佐山 浩通(日本EUS-BD研究グループ)
共同演者 川久保 和道(日本EUS-BD研究グループ), 加藤 博也(日本EUS-BD研究グループ)
抄録 [背景・目的]非切除悪性胆道閉塞例に対するEUS-BDは,通常の胆道ドレナージが施行できない場合のSalvage therapyとして施行されてきており,まだ一部の先進施設で施行されているに過ぎない.そのため,単施設かつ少数例の発表が多く,現状を認識するのも困難な状況である.今回我々は多施設で施行されたEUS-BDのデータを集積し,その有用性と安全性を評価した.[対象・方法]本試験は2006年11月から2012年5月の間に参加した7施設で施行されたEUS-BDのデータをRetrospectiveに集積し,Choledochoduodenostomy(EUS-CDS)とHepaticogastrostomy(EUS-HGS)にわけた解析も行った.[結果]64例が登録され(EUS-CDS/HGS:44/20),手技的成功率は95%(95/95)であった.不成功例は2例が瘻孔拡張不成功(CDS),1例が拡張不十分な胆管枝への穿刺不成功(HGS)であった.偶発症は17%(14/25%)に認め,Bile leak 5,出血2,Pneumoperitoneum,胆管炎,穿孔,Bilomaを各1例ずつ認めた.使用したステントはCovered metallic stent(CMS)26,Plastic stent(PS)35であり,両者の比較ではBile leak(1/4),出血(1/1),Pneumoperitoneum(0/1),胆管炎(1/0),穿孔(0/1)であり,CMSでは胃壁外展開例でBile leak,出血は誤穿刺部からであった.[結語]日本の多施設共同症例集積試験の結果では,成功率,安全性ともにAcceptableであり,CDSとHGS間にも差は見られなかった.使用するステントではCMSの安全性が高いと考えられた.しかし,これらの手技の確立には,前向きで更に多数の解析が必要であると考えられた.[研究者(所属医療機関)]伊佐山 浩通(東京大学),川久保和道(北海道大学),加藤 博也(岡山大学),糸井 隆夫(東京医科大学),河上 洋(北海道大学),花田 敬士(尾道総合医療センター),石渡 裕俊(札幌医科大学),安田 一朗(岐阜大学)
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