セッション情報 シンポジウム13

消化器疾患における新規分子マーカー

タイトル S13 司会の言葉:

司会の言葉

演者  
共同演者
抄録  近年,分子生物学,ゲノム・プロテオーム解析などの進歩により生体蛋白,DNA,RNAなどから見出された分子マーカーは,疾患の存在や進行度の評価に加えて,治療法の選択,効果や副作用出現の予測にも有用であることが明らかになってきた.
 消化器疾患においても,病態の責任分子を標的とした抗体療法や分子標的治療法が導入されるようになり,また標的分子の発現を有効性の分子マーカーとして捉えるようになっている.さらに,治療効果や薬物代謝を規定するSNPや組織における遺伝子変異解析を基に,治療対象の選別や投与量・投与法の調節を行う時代となっている.このように,分子マーカーは病状の評価や治療効果の判定のみならず,個別化医療,さらに疾病の予防へと応用が期待されている.
 本シンポジウムでは,消化器疾患における新たな分子マーカーの同定と診断・治療における重要性について,多方面からのアプローチを交えて討論したい.さらに今後の方向性と展開についても議論したい.
索引用語