セッション情報 パネルディスカッション1

消化器領域におけるIgG4関連疾患の診断と治療~包括的診断基準を受けて~

タイトル PD1 司会の言葉:

司会の言葉

演者  
共同演者
抄録  自己免疫性膵炎に端を発し,わが国から発信された「IgG4関連疾患(IgG4-related disease;IgG4-RD)」は種々の免疫異常や血中IgG4高値に加え,膵,肝胆,唾液腺・涙腺,後腹膜腔など,全身の臓器に線維化,IgG4形質細胞浸潤,閉塞性静脈炎などを認める特異な疾患群として,ボストン国際シンポジウム(2011年)で国際的なコンセンサスが得られた.2011年には包括的診断基準に加え,消化器領域疾患では自己免疫性膵炎とIgG4関連硬化性胆管炎の新診断基準が提唱された.しかし,線維化,閉塞性静脈炎は臓器間で必ずしも一致しない問題点もあり,病理組織所見を必須とする包括診断基準の診断感度は生検困難臓器では低く,臓器特異的診断基準との併用も推奨されている.本パネルディスカッションでは消化器領域におけるIgG4関連疾患の診断と治療についての現状と問題点について討論をしたく,多くの演題を募ります.
索引用語