セッション情報 | ワークショップ8炎症性腸疾患の病態解明を目指した新しいアプローチ |
---|---|
タイトル | W8 司会の言葉:司会の言葉 |
演者 | |
共同演者 | |
抄録 | 炎症性腸疾患領域においては,近年,病態解明に向け,遺伝学,免疫学,再生医学,細菌学的な新しいアプローチからの研究が盛んにおこなわれている.特に,この分野の潮流の特徴はこれらのアプローチを複合的に融合し,新規治療法へのヒントとなるトランスレーショナルな研究を目指している点である.例えば,特定の腸内細菌とホスト側の免疫反応惹起の接点を解明し,新たなプロバイオティクスの開発が進行している.一方,実臨床においてのバイオ製剤や白血球除去療法など,いまだ人体での作用メカニズムが十分に理解されていない標準的治療から逆トランスレーショナルに病態解明に切り込む臨床から基礎へのアプローチも極めて重要である.本ワークショップでは,炎症性腸疾患の病態を複合的な基礎,臨床両面のアプローチから炎症性腸疾患の根絶を目指した新規治療法の開発のヒントとなる病態解明のホットな議論を展開したい. |
索引用語 |