セッション情報 | 口演C型肝炎5 |
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タイトル | O-129:ALT正常C型慢性肝炎に対するペグインターフェロン及びリバビリン併用療法におけるIL28B SNPの有用性に関する検討 |
演者 | 宮村 達雄(千葉大学消化器・腎臓内科学) |
共同演者 | 神田 達郎(千葉大学消化器・腎臓内科学), 中本 晋吾(千葉大学消化器・腎臓内科学), 呉 霜(千葉大学消化器・腎臓内科学), 姜 霞(千葉大学消化器・腎臓内科学), 新井 誠人(千葉大学消化器・腎臓内科学), 藤原 慶一(千葉大学消化器・腎臓内科学), 今関 文夫(千葉大学総合安全衛生管理機構), 横須賀 収(千葉大学消化器・腎臓内科学) |
抄録 | 【目的】C型慢性肝炎におけるペグインターフェロン(PEG-IFN),リバビリン(RBV)併用療法の治療効果予測にIL28B SNPが有用であることが報告されている.一方,C型肝炎ALT正常者では治療方針に迷うことも少なくない.今回,ALT正常C型慢性肝炎患者に対する併用療法の治療効果予測におけるIL28B SNPの有用性を検討したので報告する.【方法】2010年2月から2012年9月までに当科においてIL28B遺伝子解析検査の同意承諾が得られPEG-IFN,RBV併用療法を施行したC型慢性肝炎患者202例[年齢55+11,男性50%(101),G1 82%(166)]を対象とした.ALTは40IU/LをALT正常と定義した.HCV RNAはTaqMan法,IL28Brs8099917をTaqMan SNP法にて決定した.臨床学的背景,治療効果等を比較検討した.【成績】ALT正常72例,ALT異常者126例においてIL28B SNP(Maj/Min)はそれぞれ50/22,81/45と有意差はみられなかった.ALT正常者でHb定値,G1が少なく,女性が有意であった(p<0.05).G1,ALT正常者53例における検討で,IL28B Maj群(N=38)とIL28B Min(N=15)で比較検討するとIL28B Maj群で有意にG-GTP低値,EVR率およびSVR率が高率であった.【結論】ALT正常C型慢性肝炎患者においてもPEG-IFN,RBV併用療法の治療効果予測にIL28B SNPが有用であった.治療方針決定に役立つものと考えられた. |
索引用語 |