セッション情報 口演

大腸癌 外科治療

タイトル O-136:

当院における大腸癌内視鏡治療後の外科的追加切除の短期・中期成績

演者 石井 利昌(埼玉医科大学国際医療センター消化器病センター)
共同演者 山口 茂樹(埼玉医科大学国際医療センター消化器病センター), 田代 浄(埼玉医科大学国際医療センター消化器病センター), 諏訪 宏和(埼玉医科大学国際医療センター消化器病センター), 近藤 宏佳(埼玉医科大学国際医療センター消化器病センター), 鈴木 麻未(埼玉医科大学国際医療センター消化器病センター), 宮澤 光男(埼玉医科大学国際医療センター消化器病センター), 小山 勇(埼玉医科大学国際医療センター消化器病センター)
抄録 目的:大腸m癌における治療としてEMR,ESDは標準的治療であるが,その普及とともにsm浸潤癌,脈管侵襲陽性,断端陽性,簇出などの追加治療が必要な症例も認められるようになった.今回我々は当院での大腸癌内視鏡治療後の追加手術療法に対する短期・中期治療成績を検討した.対象:2007年4月開院から2012年8月までに当院で行った大腸癌内視鏡治療後に外科的追加切除を必要としたsm癌95例を対象とした(男性66人,女性29人,平均年齢61.8歳).通常手術にて切除を施行したsm癌151症例を比較症例とした.結果:追加切除理由はsm浸潤癌75例,脈管侵襲陽性55例,断端陽性26例,穿孔1例,簇出2例であった.部位別ではS状結腸(50.5%)に,腫瘍形態ではIsp(40.0%)に,組織型ではtub1(43.2%)が多く認められた.術前CEAは4例(4.2% 通常手術7.3%)に上昇を認めた.95例中3例は開腹手術を選択し,92例は腹腔鏡下手術を選択した.平均手術時間は198.1min(通常手術:212.6min N.S.),平均出血量は23.5ml(通常手術:73.6ml)であった.郭清範囲はD1/D2/D3:3/73/18であった.術後在院日数(中央値)は7.0日(5-17日 通常手術:8.0日N.S.)であった.合併症は13例(13.7% SSI 5.7% イレウス2.1% 縫合不全0%)に認めた(通常手術:19.6% N.S.).リンパ節転移は8例(8.4% 通常手術:6.7% N.S.)に認めた.術後平均観察期間は734.4 dayであり,1例(1.1%)に再発を認めた.3年生存率はStageI:91.8%,StageIIIa:80.0%であった.結語:大腸癌内視鏡治療後の外科的追加切除では8.4%にリンパ節転移を認めた.1例に再発・死亡を認めたが,短期・中期成績は良好であった.今後は長期予後を含め検討していく必要がある.
索引用語