セッション情報 口演

バレット食道

タイトル O-288:

Barrett食道腺癌の現状と治療

演者 成宮 孝祐(東京女子医科大学消化器外科)
共同演者 太田 正穂(東京女子医科大学消化器外科), 工藤 健司(東京女子医科大学消化器外科), 佐藤 拓也(東京女子医科大学消化器外科), 白井 雄史(東京女子医科大学消化器外科), 山本 伸(東京女子医科大学消化器外科), 井手 博子(東京女子医科大学消化器外科), 大杉 治司(東京女子医科大学消化器外科), 山本 雅一(東京女子医科大学消化器外科)
抄録 欧米では食道腺癌の比率が高く,日本でもH.pylory感染の低下,食生活の欧米化に伴って逆流性食道炎が増加しBarrett食道癌の増加が予想されるが,我が国では十分な症例数がなく手術方法や郭清範囲のコンセンサスが得られていないが現状である.【目的】東京女子医大消化器外科において診断治療されたBarrett食道癌に対し患者背景,治療実態と成績について検討を加え報告する.【方法】1992年3月から2011年7月まで当科で治療されたBarrett食道癌27例(手術症例22例,内視鏡的切除5例)について(1).患者背景(2).治療方法(3).再発形式について検討した.【成績】(1)(平均年齢)65.6歳(33~80),(性別)男性:女性25:2,(Barrett食道径)SSBE/LSBE=18:9(平均腫瘍径)39mm(7-105)(病型)0-Ip:0-IIa:0-IIc:0-III:1:2:3=6:2:5:2:3:3:6(深達度)T1a:T1b:T2:T3=9:6:4:8(脈管侵襲)ly(+):ly(-)=17:10,v(+):v(-)=12:15(リンパ節転移)N(-):N(+)=17:10(組織型)分化型:未分化型=21:6(2)手術症例:EMR:ESD=22:3:2(術式)右開胸食道切除:左開胸食道切除:非開胸食道切除:開腹下食道切除=6:11:2:3(3)リンパ節転移:肝臓転移:腹膜播種性転移=4:4:1 【結論】Barrett食道癌はBarrett食道長径にかかわらず発生しており,通常の食道癌と同等な腫瘍の深達度,占居部位に応じた転移形式を示した.【考察】Barrett食道癌は高分化型が多く早期発見できれば内視鏡的切除の適応となりうるが,進行癌になると通常の食道癌と同様な転移形式をとるため通常食道癌と同等の綿密な術後経過観察が必要と考えている.当科での術後follow upにつき供覧する.
索引用語