セッション情報 ポスター

大腸内視鏡治療2

タイトル P-193:

イレウスで発症した悪性大腸狭窄に対する大腸ステント留置例の検討

演者 野口 未央(日本赤十字社和歌山医療センター消化器内科)
共同演者 松本 久和(日本赤十字社和歌山医療センター消化器内科), 東 俊二郎(日本赤十字社和歌山医療センター消化器内科), 籔内 洋平(日本赤十字社和歌山医療センター消化器内科), 太田 彩貴子(日本赤十字社和歌山医療センター消化器内科), 信岡 未由(日本赤十字社和歌山医療センター消化器内科), 岩上 裕吉(日本赤十字社和歌山医療センター消化器内科), 三上 貴生(日本赤十字社和歌山医療センター消化器内科), 津田 喬之(日本赤十字社和歌山医療センター消化器内科), 三長 孝輔(日本赤十字社和歌山医療センター消化器内科), 李 宗南(日本赤十字社和歌山医療センター消化器内科), 中村 文保(日本赤十字社和歌山医療センター消化器内科), 谷口 洋平(日本赤十字社和歌山医療センター消化器内科), 中谷 泰樹(日本赤十字社和歌山医療センター消化器内科), 赤松 拓司(日本赤十字社和歌山医療センター消化器内科), 瀬田 剛史(日本赤十字社和歌山医療センター消化器内科), 浦井 俊二(日本赤十字社和歌山医療センター消化器内科), 上野山 義人(日本赤十字社和歌山医療センター消化器内科), 山下 幸孝(日本赤十字社和歌山医療センター消化器内科)
抄録 【目的】大腸ステントが保険収載されて以降,当院でもイレウスで発症した悪性大腸狭窄に対し大腸ステント留置を積極的に行っており,留置成績につき検討する.【方法】当院における大腸ステント留置例6例を対象に,患者背景,留置部位,処置時間,留置期間,留置後の治療等につき検討した.【結果】症例の背景は男性5例,女性1例,平均年齢65.8歳(56-78歳),重篤な基礎疾患を有しているのは1例であった.全例でステント留置可能であった.留置部位はS状結腸4例,横行結腸1例,下行結腸1例,留置ステントはWallflex colonic stent 22mm径を使用,5例で9cm長を選択,1例で6cm長を選択した.処置時間はスコープ挿入から全例1時間以内で終了,留置後平均1.3日で食事を再開した.原発巣を切除したのは4例で平均留置期間は12.5日であった.恒久的留置は2例で1例は緩和医療となり,1例では化学療法を開始している.全例で留置に伴う合併症は認めていない.【考察】これまで当院では閉塞性大腸癌に対して,可能であれば経肛門的イレウス管を挿入し,挿入困難な近位結腸癌に対しては経鼻的イレウス管を挿入し減圧を図っていた.保険収載以降,閉塞性進行大腸癌に対して大腸ステント留置を行うようになったが,大腸ステント留置は留置手技が比較的容易で,近位結腸でも留置可能であり,処置時間も短く,人員の少ない夜間緊急の状況等でも比較的安全に留置可能であった.また,留置後も早期から食事摂取可能でチューブ管理も不要であるため,手術までの間QOLが改善されbridge to surgeryとして非常に有用と考えられる.また,患者の全身状態や腫瘍のStageにより手術困難で経過観察している症例も観察期間は短いが現時点で重篤な合併症は認めておらず,有用な緩和医療の手段となると思われる.
索引用語