セッション情報 | ポスター肝癌4 |
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タイトル | P-222:Child-Pugh分類Bの肝細胞癌に対するSorafenibの使用経験 |
演者 | 宮内 倫沙(NTT東日本関東病院消化器内科) |
共同演者 | 寺谷 卓馬(NTT東日本関東病院消化器内科), 青山 徹(NTT東日本関東病院消化器内科), 三枝 善伯(東邦大学医療センター大橋病院消化器内科), 松橋 信行(NTT東日本関東病院消化器内科) |
抄録 | [背景・目的]SorafenibはChild-Pugh(C-P)分類Aの症例において使用が推奨されるが,C-P分類Bの症例に対する治療報告も増えてきている.C-P分類Bでの有効性につき検討する. [方法]2009年9月から2012年9月までに当院にてSorafenibを使用した45例について患者背景,治療期間,治療効果,副作用を検討した. [結果]年齢中央値は71歳(47歳-84歳),男性36例,女性9例.背景肝は,HCVが25例,HBVが7例,アルコールが11例,その他が3例(重複あり)であった.肝外転移を要する症例はC-P分類Aで73%,Bで47%,Cで75%であり,門脈浸潤はC-P分類Aで35%,Bで60%,Cで75%であった. 開始時の肝機能はC-P分類Aが26例,Bが15例,Cが4例であった.投与期間はC-P分類Aで中央値73.5日(1-389日),Bで44日(4-177日),Cで12日(7-35日)でありA,B,Cの順に短くなる傾向があった.Sorafenib投与中止の理由は,C-P分類AでPD12例,副作用8例,肝機能悪化1例であり,BでPD2例,副作用8例,肝機能悪化3例,Cで副作用1例,肝機能悪化3例であった.長期投与可能であった症例については,C-P分類AではSD5例,PR1例,BでSD1例であり,BでSDとなった症例は172日継続可能であった. [結論]C-P分類BであってもSDの診断にて長期投与可能となった症例もある.C-P分類Bでの有効性と安全性につきC-P分類A,Cと比較し検討する. |
索引用語 |