セッション情報 | ポスター膵癌 化学療法1 |
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タイトル | P-265:切除不能膵胆道癌症例に対するGEMによる薬剤性間質性肺炎の検討 |
演者 | 奥野 のぞみ(伊勢崎市民病院内科) |
共同演者 | 伊島 正志(伊勢崎市民病院内科), 栗原 英心(伊勢崎市民病院内科), 綿貫 雄太(伊勢崎市民病院内科), 深井 泰守(伊勢崎市民病院内科), 入江 江美(伊勢崎市民病院内科), 上野 敬史(伊勢崎市民病院内科), 岩本 敦夫(伊勢崎市民病院内科), 小畑 力(伊勢崎市民病院内科), 畑中 健(伊勢崎市民病院内科), 滝澤 大地(伊勢崎市民病院内科), 増尾 貴成(伊勢崎市民病院内科), 押本 浩一(伊勢崎市民病院内科), 荒井 泰道(伊勢崎市民病院内科) |
抄録 | 【はじめに】Gemcitabine(GEM)は膵胆道癌の化学療法として広く使用されている薬剤である.有害事象としては血液毒性が最も高頻度であるが,まれに重篤な肺毒性が認めることがある.【対象・方法】2009年4月~2012年5月の間にGEM使用中に薬剤性間質性肺炎が疑われた膵胆道癌8症例における臨床的特徴をretrospectiveに検討した.【結果】平均年齢 75歳(52~85歳)性別M:F=4:4 原疾患 膵癌:胆道癌=5:3 平均投与回数5.8回(2~9回)症状 発熱:体動困難=5:3 治療 ステロイドパルス療法:ステロイド治療:対症療法=4:2:2 転帰 軽快:再燃:死亡=5:2:1 既存の肺疾患 有:無=2:6【考察】当院での経験では,発症時に呼吸器症状を呈することは少なく,発熱や体動困難といった症状からも薬剤性間質性肺炎の可能性を常に念頭におき早期に診断する必要があると考えられた.またGEMによる薬剤性間質性肺炎は,ステロイドが奏功するという報告が多いが,呼吸不全による死亡例や減量に伴う再燃例もあり,化学療法導入時に十分な病状説明が必要であると考えられた. |
索引用語 |