セッション情報 ポスター

膵癌 化学療法3

タイトル P-275:

当院における切除不能進行膵癌に対するGemcitabin+Erlotinib併用療法の治療経験

演者 大崎 理英(滋賀医科大学消化器内科)
共同演者 稲富 理(滋賀医科大学消化器内科), 今井 隆行(滋賀医科大学消化器内科), 水田 寛郎(滋賀医科大学消化器内科), 米倉 伸彦(滋賀医科大学消化器内科), 杉谷 義彦(滋賀医科大学消化器内科), 神田 暁博(滋賀医科大学消化器内科), 児堀 綾子(滋賀医科大学消化器内科), 望月 洋介(滋賀医科大学光学医療診療部), 伴 宏充(滋賀医科大学消化器内科), 塩谷 淳(滋賀医科大学消化器内科), 馬場 重樹(滋賀医科大学消化器内科), 佐々木 雅也(滋賀医科大学栄養治療部), 齋藤 康晴(滋賀医科大学光学医療診療部), 安藤 朗(滋賀医科大学大学院消化器免疫分野), 藤山 佳秀(滋賀医科大学消化器内科)
抄録 【目的】2011年9月に切除不能進行膵癌に対する新たな治療としてGemcitabin(GEM)とErlotinib(Erl)の併用療法が承認されたが,本邦における副作用頻度や治療効果については依然症例の積み重ねが必要である.今回我々は当院で経験したGEM+Erl療法の治療経過を評価し,既存の治療と比較検討した.【対象】対象はerlotinibの承認された2011年9月以降当科を受診した切除不能進行膵癌9例.評価項目は年齢,投与期間,治療効果,副作用頻度とした.【結果】対象はいずれもStageIVb,平均年齢は71.6歳,男女比は7:2であった.GEM+Erl併用は4名に施行し,その他はすべてGEM単剤投与であった.前者の平均年齢は67歳,後者は75.2歳であり,GEM+Erl併用群のほうが若年であった.投与終了期間は0-5クール(平均2.5クール)と2-6クール(平均3クール)で,GEM+Erl併用投与群では薬剤変更なかったが,GEM単独投与群の2例はGEM+TS-1併用治療へ変更となっていた.GEM+Erl併用群では,PR 1例,SD 1例,PD 1例(1例は現時点で治療効果判定不能)で,PR,SD例で副作用としてCTCAE grade2のrushが出現した.GEM単独群はPD 2例,SD 3例で,grade 3の血球減少により薬剤投与量を減じた症例が1例あった.【考察】GEMとErl併用療法は,GEM単剤に比較し若年患者に選択されていた.GEM+Erl併用群では,4クール目までで薬剤変更を行った例がなく,Erlotinibのadherenceも100%と良好で,治療効果を保ったまま安全な長期投与を行える可能性があると考えられた.今後の更なる症例蓄積が必要と思われる.
索引用語