セッション情報 | ポスター膵癌 他 |
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タイトル | P-282:IPMNに合併した通常型膵癌に関する検討 |
演者 | 竹内 俊文(鈴鹿中央総合病院消化器内科) |
共同演者 | 松崎 晋平(鈴鹿中央総合病院消化器内科), 磯野 功明(鈴鹿中央総合病院消化器内科), 田中 宏樹(鈴鹿中央総合病院消化器内科), 石原 禎子(鈴鹿中央総合病院消化器内科), 新田 真吾(鈴鹿中央総合病院消化器内科), 佐瀬 友博(鈴鹿中央総合病院消化器内科), 齋藤 知規(鈴鹿中央総合病院消化器内科), 岡野 宏(鈴鹿中央総合病院消化器内科), 馬場 洋一郎(鈴鹿中央総合病院消化器内科), 向 克巳(鈴鹿中央総合病院消化器内科), 西村 晃(鈴鹿中央総合病院消化器内科) |
抄録 | 【目的】膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)は通常型膵癌と比較し予後のよい膵腫瘍として認識されているが,通常型膵癌の発生頻度が2.0~9.3%にみられる.また,IPMNに合併した通常型膵癌はIPMN非合併膵癌と比較し腫瘍径が小さく,病期が早い事から予後良好との報告がみられる.今回,当院で経験したIPMNに合併した通常型膵癌の臨床像に関し検討し,報告する.【方法】対象は2008年4月から2012年9月までに当院で経験したIPMNに合併した通常型膵癌11例(平均年齢75歳(46-86),男女比7:4)である.検討項目は,1.診断時期,2.腫瘍径と病期,3.治療法,4.予後,とした.【結果】1.IPMN診断時期と同時に診断:9例,IPMN経過観察中に診断:2例であった.2.腫瘍径は,TS1:4例,TS2:2,TS3:4,TS4:1であり,病期は,stageI:1例,stageII:2,stageIII:3,stageIVa:2,stageIVb:3であった.3.手術:5例(膵頭十二指腸切除術:2例,膵体尾部切除術:2,膵中央切除術:1),化学療法:2,緩和:4であった.4.死亡:7例(33-432日),生存:4例であり,生存期間中央値は163日であった.【結論】当院で経験したIPMNに合併した通常型膵癌の11例中9例はIPMNの診断時に膵癌が発見され,11例中5例は切除可能であった.IPMN症例において通常型膵癌の合併を念頭に置いた検索が重要であると思われた. |
索引用語 |