セッション情報 |
ポスター
肝癌7
|
タイトル |
P-291:Smarrt Fusionを用いた肝細胞癌治療経験
|
演者 |
堀田 直樹(増子記念病院肝臓内科) |
共同演者 |
綾田 穣(増子記念病院肝臓内科), 小竹 克博(増子記念病院肝臓外科), 小山 寛一(増子記念病院肝臓外科), 黒川 剛(増子記念病院肝臓外科) |
抄録 |
はじめに:超音波機種の進歩により肝細胞癌治療および診断の精度は向上してきている.CTやMRI1などのreferenceとして超音波画像を同じ画面にリアルタイムに同一画面に表示できる機種を用いての報告も散見される.今回我々は,Toshiba APLIO500に搭載されたSmart Fusionを用いて,RFAおよび治療効果判定をする機会があったので,報告する.方法:使用機種は,ToshibaAPLIO500用いた.プローブは,従来のコンベックスプローブおよびマイクロコンベックスプローブを用いた.対象および方法:2011年8月から2012年9月までに評価したRFA症例は,27症例28結節,治療効果判定は10症例13結節,計37症例41結節である.搭載機能は,Smart Fusionである.本法は,CTやMRIなどの他モダリティのボリュームデーターと超音波画像を,磁気センサーで位置情報を関連付けて表示できるので,超音波のみでは描出困難な病変をCTやMRI参考に診断および治療が施行できる.RFAは12症例12結節でCool-tip針にて15症例16結節でRTCにて治療施行した.結果:1症例1結節をのぞき,腫瘍を描出することが可能であった.描出不能の患者は,肥満体型であり,以前の治療時にもUSでの描出が不良であり,TAE治療となった1例であった.RFA施行時も軸合わせおよび目印合わせも短時間ですることが可能であった.しかし,プローブを変更(例えばコンベックスプローブからマイクロコンベックス再度コンベックスプローブ)すると,再度軸あわせが必要など改良点は,認められた.治療効果判定時も腫瘍の焼灼範囲をSmart Fusionで比較することが可能であり容易に施行することができた.また,RFA施行の1症例においては,治療後に4Dプローブを用いて針の位置を確認した.メカニカル4Dプローブの治療支援の方法として使用できるのではないかと考えられた.今回の検討では,CT画像のみで施行したが,今後は,MRIでの検討も考慮していく.結語:本法を用いることによりRFAが安全に的確にできるようになると考えられる. |
索引用語 |
|