セッション情報 ポスター

C型肝炎5

タイトル P-351:

当院におけるTelaprevir,Peg-IFN,RBV3剤併用療法の初期治療効果と副作用についての検討

演者 立山 雅邦(熊本大学消化器内科)
共同演者 泉 和寛(熊本大学消化器内科), 川崎 剛(熊本大学消化器内科), 溝部 典生(熊本大学消化器内科), 吉丸 洋子(熊本大学消化器内科), 渡邊 丈久(熊本大学消化器内科), 福林 光太郎(熊本大学消化器内科), 田中 基彦(熊本大学消化器内科), 佐々木 裕(熊本大学消化器内科)
抄録 【目的】1型高ウイルス量に対してTelaprevir(TVR)を含めた3剤併用療法が行われ,高いSVRが期待されているが,副作用に関しての注意も必要であり,より安全に行う方法を模索する必要がある.【対象と方法】2011年12月より当院で3剤併用療法を導入し4週まで経過した32例についウイルス効果,副作用を検討した【結果】平均年齢54.8歳,性別は男性が19例,女性が13例.初回治療は19例,再治療は13例で,前治療にてペグインターフェロンとリバビリンの併用療法を行った症例は10例で再燃例が7例,無効,breakthroughが2例であった.F3以上の高度線維化進展例は9例であった.TVRを1500mgにて開始した症例は5例(線維化進展例2例,腎機能障害1例,患者希望1例,高齢1例)であった.脾摘を行い開始した症例は2例であった.TVRを12週まで投与できなかった症例は9例ありG3の皮疹が4例,食欲不振が2例,倦怠感,Cr上昇,腎盂出血がそれぞれ1例であった.RBVを減量した症例は28例であり20例が4週前までに減量していた.副作用については2峰性の皮疹を6例に,食欲不振や嘔吐などの消化器症状を19例に認め,10例にTVRの減量が必要であったが,減量開始例では現在まで減量なく投与が可能であった.またCrが4週までに開始前より1.5倍以上の上昇を認めた症例は5例であった.尿酸値については4週までに10mg/dl以上に上昇した症例は3例であったが,これによる症状は認めなかった.ウイルス陰性化率は1週目で9.4%(3/32),2週目で33.3%(10/30),4週目(RVR)で77.4%(24/31)であったが,RBV,TVRの減量の有無と4週目の陰性化率に関して差は認めなかった.【結語】投与初期にRBV,TVRの減量を行っているが,初期の抗ウイルス効果に関しては差を認めず,減量投与は妥当である可能性が示唆された.また2峰性の皮疹の出現による中止例があり,この対応も重要であると考えられた.
索引用語