セッション情報 ポスター

C型肝炎5

タイトル P-352:

当施設でのC型慢性肝炎に対するテラプレビルを含む3剤併用療法の有効性,安全性等について

演者 楊 和典(兵庫医科大学肝胆膵内科)
共同演者 西口 修平(兵庫医科大学肝胆膵内科), 飯島 尋子(兵庫医科大学肝胆膵内科), 今西 宏安(兵庫医科大学肝胆膵内科), 斎藤 正紀(兵庫医科大学肝胆膵内科), 榎本 平之(兵庫医科大学肝胆膵内科), 岩田 恵典(兵庫医科大学肝胆膵内科), 田中 弘教(兵庫医科大学肝胆膵内科), 池田 直人(兵庫医科大学肝胆膵内科), 岩田 一也(兵庫医科大学肝胆膵内科), 坂井 良行(兵庫医科大学肝胆膵内科), 會澤 信弘(兵庫医科大学肝胆膵内科), 高嶋 智之(兵庫医科大学肝胆膵内科), 石井 昭生(兵庫医科大学肝胆膵内科), 長谷川 国大(兵庫医科大学肝胆膵内科), 由利 幸久(兵庫医科大学肝胆膵内科)
抄録 【目的】インターフェロン(IFN),リバビリン(RBV)に続く,新しい抗ウイルス剤telaprevirがわが国でも2011年11月に認可され,C型肝炎の抗ウイルス療法の治療の選択肢はさらに広がりをみせている.Telaprevir/PEG-IFN/RBVの3剤併用療法12週間+PEG-IFN/RBV12週間の治療では,24週間と従来のPEG-IFN/RBV療法の半分の治療期間で初回治療例の著効率が向上するといわれ,また前治療再燃例,IL-28B遺伝子型major例のいても高い著効率が得られるといわれている.今回我々は3剤併用療法導入となった症例について副作用の発現について検討した.【方法】2012年2月~2012年7月にかけて当施設でTelaprevir/PEG-IFN/RBVの3剤併用療法導入となり,導入後1~4週毎に血清を保存できた13症例について薬剤投与量とその合併症の発現について検討した【結果】2剤併用での腎機能障害,高尿酸血症の発症頻度は腎機能障害(0.1%未満),高尿酸血症(0.1~5%未満)との報告がされているが,本症例では腎機能障害は(4/13症例),高尿酸血症(6/13症例)であった.【結語】3剤併用療法を導入する際,貧血だけではなく,腎機能障害,高尿酸血症など合併についても評価が必要と考える.
索引用語