セッション情報 | ポスター胆道1 |
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タイトル | P-370:急性胆嚢炎に対する内視鏡的胆嚢ドレナージ(ENGBD/ERGBD)の有用性の検討 |
演者 | 和泉 秀樹(東海大学八王子病院外科) |
共同演者 | 飛田 浩輔(東海大学八王子病院外科), 日上 滋雄(東海大学八王子病院外科), 山崎 正志(東海大学八王子病院外科), 山本 壮一郎(東海大学八王子病院外科), 田島 隆行(東海大学八王子病院外科), 向井 正哉(東海大学八王子病院外科), 中郡 聡夫(東海大学病院外科), 安田 聖栄(東海大学病院外科), 幕内 博康(東海大学) |
抄録 | 【目的】急性胆嚢炎に対しては,ガイドラインにより早期の胆嚢摘出術が推奨されている.しかしながら,高齢者や全身状態不良などのsurgical high risk患者も多く,緊急手術を選択できない症例を数多く経験する.そのような症例に対しての内視鏡的胆嚢ドレナージ(ENGBD)の有用性を検討した.【方法】2009年から2012年9月までに急性胆嚢炎に対して当科で内視鏡的胆嚢ドレナージを行った28例について検討した.【結果】28例中19例でENGBD留置成功し,成功率は68%であった.留置が可能であった症例全例で急性胆嚢炎は改善した.1例に膵炎を認めた.1例に胆嚢管穿孔を認めたが,ERGBD留置により問題なく経過した.待機的に胆嚢摘出術を施行できたのは11例であった.あとの5例はsurgical high risk症例であり,保存的に経過観察を行っているが,胆嚢炎の再発はなく経過良好である.残りの3例は手術待機中である.ENGBD不成功例に対しては,PTGBDもしくはPTGBAを施行しており,全て胆嚢炎は改善している.【結語】内視鏡的胆嚢ドレナージは,緊急手術になりえないsurgical high risk症例においては,有用なドレナージ法であると思われる. |
索引用語 |