セッション情報 | ポスター胃癌 化学療法2 |
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タイトル | P-452:2年以上の生存が得られた進行胃癌非切除の検討 |
演者 | 帆北 修一(慈愛会今村病院外科) |
共同演者 | 中馬 豊(慈愛会今村病院外科), 松本 正隆(慈愛会今村病院外科), 高取 寛之(慈愛会今村病院外科), 前田 真一(慈愛会今村病院外科), 天辰 仁彦(慈愛会今村病院外科), 石澤 隆(慈愛会今村病院外科), 愛甲 孝(慈愛会今村病院外科), 野村 秀洋(慈愛会今村病院外科), 大井 秀久(慈愛会今村病院消化器内科), 徳元 攻(慈愛会今村病院消化器内科), 水流 弘文(慈愛会今村病院消化器内科), 宮田 生弥子(慈愛会今村病院消化器内科), 吉井 紘興(吉井胃腸科肛門科), 有馬 豪男(鹿児島大学腫瘍制御学消化器外科), 有上 貴仁(鹿児島大学腫瘍制御学消化器外科), 上之園 芳一(鹿児島大学腫瘍制御学消化器外科), 石神 純也(鹿児島大学腫瘍制御学消化器外科), 夏越 祥次(鹿児島大学腫瘍制御学消化器外科) |
抄録 | 目的:近年新規抗癌剤の導入により非切除進行胃癌症例の予後が向上している.今回当院にて経験した2年以上生存した非切除進行胃癌6例を経験したので報告する.結果:症例1:63歳 腹膜播種による水腎症を認め,TXL/TS1療法を施行.狭窄症状に対して3回のステント留置術を施行した.予後25月死亡.症例2:77歳 食道浸潤4cmで高度亀背を認めたため,TXL/TS1,CDDP療法 さらにRadiation,ステント留置術を施行.化学療法を開始.予後26月死亡.症例3:72歳 残胃癌 膵・十二指腸浸潤 大動脈周囲リンパ節陽性.TXL/TS1,CDDP/TS1施行.予後27月死亡.症例4:69歳 多発性骨転移 TXL/TS1,Radiation,MTX/5Fu施行.予後30月死亡.症例5:56歳 注腸透視にて腹膜播種を指摘.TXL/TS1,CDDP/TS1施行.予後35月死亡.症例6:56歳 左頸部リンパ節転移.TXL/TS1投与にて一時CR.その後治療を受けられず再発.再度化学療法施行するもPD.予後64月死亡.結論:いずれも化学療法が奏功した症例で,比較的長期間施行できた.化学療法の効果を早期に判定し,容量・休薬期間等を十分に考慮することにより長期投与が可能となり,生存期間の延長につながると考えられた. |
索引用語 |