セッション情報 |
ポスター
胃・十二指腸 治療
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タイトル |
P-464:当科における肥満症に対する内視鏡下胃内バルーン留置術の現状
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演者 |
岡本 健志(山口大学消化器病態内科学) |
共同演者 |
寺井 崇二(山口大学消化器病態内科学), 内田 耕一(山口大学消化器病態内科学), 西川 潤(山口大学消化器病態内科学), 坂井田 功(山口大学消化器病態内科学) |
抄録 |
【背景】肥満は,糖尿病,高血圧,脂質異常症といった疾患を引き起こすだけでなく,非アルコール性脂肪性肝炎や胃食道逆流症等の消化器疾患とも関連する.消化器内科においても肥満に対する対策が重要と考えられ,当科でもその試みを開始している.内視鏡下胃内バルーン留置術は低侵襲かつ安全な肥満治療として期待されている.今回,肥満症患者2例に対して内視鏡下胃内バルーン留置術を施行したため報告する.【結果】症例1は30歳代男性,身長175cm,体重120kg,BMI39.2kg/cm2.軽度の肝障害,高LDL-コレステロール血症,脂肪肝を伴っていた.内科的治療は効果を認めなかったため,胃内バルーン留置術を施行した.留置に伴い特に偶発症は認めなかった.6ヶ月の留置で7kgの体重減少と肝障害の改善を認めた.症例2は30歳代男性,身長187 cm,体重175 kg,BMI50.0kg/cm2,高血圧と脂肪肝の合併を認めた.1年にわたり内科治療を行い約10kgの減量を認めたが,不十分であるため胃内バルーン留置術を施行した.留置後4ヶ月の時点で体重減少は2kgに留まっている.【結論】本邦における肥満症に対する胃内バルーン留置術の症例集積も進んでおり,その限界も明らかになりつつある.肥満症に対する当科の取り組みも含め報告する. |
索引用語 |
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