セッション情報 |
ポスター
胃・十二指腸 その他
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タイトル |
P-487:一般病院における経皮内視鏡的胃瘻造設術(PEG)の現状
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演者 |
草野 央(東京医科大学病院消化器内科DELIMITERJA秋田厚生連由利組合総合病院消化器科) |
共同演者 |
後藤田 卓志(東京医科大学病院消化器内科), 菊地 顕次(JA秋田厚生連由利組合総合病院脳外科), 朝倉 健一(JA秋田厚生連由利組合総合病院内科), 橋本 正治(JA秋田厚生連由利組合総合病院外科), 森安 史典(東京医科大学病院消化器内科) |
抄録 |
背景と目的:PEGは造設の明確な適応基準はない.海外では延命を目的にしたPEGの利用はほとんどないが,本邦でもようやく患者・家族の立場でのPEGという概念で議論されるようになってきた.今回我々はPEG造設の現状を明らかにする目的で,患者の適応疾患および患者状態を調査した.対象と方法:2000年2月~2010年12月にJA秋田厚生連由利組合総合病院にてPEG造設された患者を対象とした.PEG造設時の適応疾患と,患者状態としてperformance status(PS)および意識レベルについて検討した.意識障害に関してはJapan Coma Scale(JCS)を使用して検討した.結果:対象は545人(男:女 295:250)で平均年齢は77才(19-98)であった.適応疾患は脳血管障害が239人(44%),誤嚥性肺炎が131人(24%)であった.PSはgrade4が444人(81%),意識レベルはJCSI-3が368人(68%)で最も多かった.PEG造設を自己決定できる意識レベルにあったのは30人(5.5%)であった.考察:PEG造設患者の多くは寝たきり状態にあり,PEG造設を自己決定できた患者は極僅かであった.今後,PEG造設の適応や患者の意志表示のあり方など国民レベルで検討していくことが急務と考える. |
索引用語 |
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