セッション情報 | シンポジウム4(消化器病学会・消化器内視鏡学会・肝臓学会合同)IgG4関連膵胆道疾患の診断と治療 |
---|---|
タイトル | S4-基調講演:IgG4関連膵胆道疾患の病理 |
演者 | 中沼 安二(金沢大・形態機能病理学) |
共同演者 | |
抄録 | IgG4関連疾患は,胆道と膵で同一患者にみられることが多い.また,組織像は類似しており,リンパ球,形質細胞の高度の浸潤があり,形質細胞の中ではIgG4陽性形質細胞の比率が高く,閉塞性静脈炎や線維化が同時にみられる.胆管では,胆管壁全層,特に胆管に分布する付属腺に病変が目立つ.膵では,膵外分泌腺や膵管周囲に病変が目立つ.本基調講演では,膵と胆道にみられるIgG4関連疾患の病理像を述べ,膵と胆道が同時に障害される機序について,病理学的観点から解説する. |
索引用語 | 胆管周囲付属腺, 胆管 |