セッション情報 ワークショップ23(消化器内視鏡学会)

胆膵内視鏡のトラブルシューティング ≪ビデオ≫

タイトル 内W23-1:

膵臓癌上部消化管狭窄に対する内視鏡的十二指腸ステント術のトラブルシューティング

演者 平山 敦(札幌厚生病院・2消化器科(胆膵科))
共同演者 宮川 宏之(札幌厚生病院・2消化器科(胆膵科)), 長川 達哉(札幌厚生病院・2消化器科(胆膵科))
抄録 [目的]膵臓癌の経過中にかなりの頻度で経験する上部消化管侵潤狭窄に対する内視鏡的ステント留置術において経験する特徴的な様々なトラブルの内容とトラブルシューティングをについて検討する.[方法と結果]過去12年間の十二指腸ステント(DS)を施行した115例のうち以下の症例について供覧する.(1)ステント適正留置位置の判断を誤った症例-消化管造影像 内視鏡像の特徴とトラブルシューティングについて- (2)WallFlex stentの症例-ステント断端が粘膜に対し垂直に当たり通過障害を生じた症例のトラブルシューティングについて- (3)WallFlex stentの症例-ステント イン ステントにおける拡張障害とトラブルシューティングについて- (4)胆管十二指腸ダブルステントの症例-十二指腸ステント後胆管炎のトラブルシューティングについて- (5)十二指腸ステントを施行すべきではない症例について[結論]膵臓癌上部消化管侵潤狭窄に対しては近年ステント留置術が侵襲も少ないということで徐々に普及して来ているが,手技者があらかじめ知っておかなければいけないリスクや経験してみなければ解らない特徴やトラブルそれに対するトラブルシューティングが多々存在する.これらをビデオ動画,写真で詳細に供覧したい.今後は期待される効果の予測,合併症を避けるための症例選択やトラブルシューテイングなどのリスクマネージメントが重要になると考える.またステント不可能例の代替処置についても精通する必要があると考える.
索引用語 膵臓癌, 十二指腸ステント術