セッション情報 | ポスターセッション(消化器病学会)肝臓(B型肝炎) |
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タイトル | 消P-14:当院で診断された急性B型肝炎症例の検討 |
演者 | 普久原 朝史(浦添総合病院・内科) |
共同演者 | 小橋川 嘉泉(浦添総合病院・内科), 星野 訓一(浦添総合病院・内科), 松川 しのぶ(浦添総合病院・内科), 薮谷 亨(浦添総合病院・内科), 仲村 将泉(浦添総合病院・内科), 仲吉 朝邦(浦添総合病院・内科), 内間 庸文(浦添総合病院・内科), 前城 達次(琉球大・1内科), 金城 福則(琉球大附属病院・光学医療診療部) |
抄録 | 【目的】当院で診断された急性B型肝炎9例のGenotype A(A)およびGenotype A以外(non-A)の症例での臨床データを比較検討し若干の文献的考察も含めて報告する.【対象】2008年1月から2013年3月までに当院で診断された急性B型肝炎の9症例.【結果】年齢39.4歳(A:non-A 30.6:43.8),男女比8:1,Genotype A:3例,Bj:2例,C:3例,不明:1例, T-Bil:10.7mg/dl(A :non- A 9.03:11.5), ALT:3753U/L( A :non- A 2573:4343), NH3:78.5μg/dl(A :non-A 32.6:106),PT%:58.6%(A :non-A 72.1:51.9),HBsAg 陰性化期間:2ヶ月(A :non-A 2.5:1.6).【考察】本邦においてB型肝炎ウイルスのGenotypeはCが主である.近年の報告ではGenotype Aの割合が増加していると言われており,特に都市部では顕著である.これは成人の水平感染が増加していることが一因と考えられている.当院で診断された急性B型肝炎Genotype Aは33.3%を占めていた.これは当院の所在地(沖縄県)のB型肝炎ウイルスのGenotypeの分布と異なっていた.また当院の検討したところ,当院でのGenotype A急性B型肝炎の症例は他のGenotypeと比較して若年,軽症の傾向が高く,HBsAgの陰性化までの期間は長い結果となった. |
索引用語 | 急性B型肝炎, Genotype A |