セッション情報 | ポスターセッション(消化器病学会)胆道(診断2) |
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タイトル | 消P-120:腹部腫瘍の診断におけるDWIBSの有用性の検討 |
演者 | 富澤 稔(国立下志津病院・消化器内科) |
共同演者 | 篠崎 文信(国立下志津病院・放射線科), 小池 直人(聖隷佐倉市民病院・外科), 長谷川 留魅子(国立下志津病院・外科), 白井 芳則(国立下志津病院・外科), 一木 昇(国立下志津病院・外科), 小崎 愛花(国立下志津病院・放射線科), 馬場 啓(国立下志津病院・放射線科), 深水 良哉(国立下志津病院・放射線科), 松永 太(国立下志津病院・外科), 杉山 隆夫(国立下志津病院・リウマチ科), 山本 重則(国立下志津病院・小児科), 末石 眞(国立下志津病院・リウマチ科), 吉田 孝宣(国立下志津病院・内科) |
抄録 | 【目的】Diffusion-weighted whole body imaging with background body signal suppression (DWIBS)は拡散強調像を基本として背景の信号を抑制した撮像法で,FDG-PETに類似した画像が得られる.PETと異なりDWIBSは検査時間が短く被爆しない点が利点である.今回我々は食道,胃初め腹部臓器の悪性腫瘍の診断におけるDWIBSの検出能,画像の特徴を検討した.【方法】平成24年7月より同25年1月まで当院にて1.5T MRI(Philips社Achieva 1.5 T Nova Dual)を用いてDWIBSを撮像した腹部の悪性腫瘍の症例について検討した.【成績】食道癌1,胃癌5,十二指腸癌1,大腸癌1,下部胆管・膵重複癌1,肝細胞癌3,転移性肝癌2,悪性リンパ腫1,腎細胞癌1について検討した.早期胃癌の一例を除いて全例で陽性であった.早期胃癌の症例はESDにて治療した.大腸癌ではPETと極めて類似した所見がえられた.肝細胞癌,転移性肝癌ではdiffusion-weight imagingよりも信号が強調されているので微細な病変まで検出が容易であった.下部胆管・膵重複癌ではDWIBSでみられる信号の領域が切除標本と一致していた.【結論】DWIBSは腫瘍の性状,進展範囲の推定に有用と考えられた.大腸癌ではPETと類似した所見がえられたことはPETと同等の腫瘍検出能力を有することを示唆すると考えられた. |
索引用語 | PET, DWIBS |