セッション情報 ポスターセッション(消化器病学会)

胆道(腫瘍)

タイトル 消P-142:

当院にて経験した胆嚢管癌の3症例

演者 西村 聡(北野病院・消化器センター内科)
共同演者 橋本 佳愛子(北野病院・消化器センター内科), 渡邉 幸太郎(北野病院・消化器センター内科), 木村 典世(北野病院・消化器センター内科), 廣橋 研志郎(北野病院・消化器センター内科), 牟田 優(北野病院・消化器センター内科), 西川 義浩(北野病院・消化器センター内科), 渡辺 昌樹(北野病院・消化器センター内科), 村上 弥生(北野病院・消化器センター内科), 加藤 洋子(北野病院・消化器センター内科), 工藤 寧(北野病院・消化器センター内科), 山内 淳嗣(北野病院・消化器センター内科), 河野 孝一朗(北野病院・消化器センター内科), 高 忠之(北野病院・消化器センター内科), 浅田 全範(北野病院・消化器センター内科), 福永 豊和(北野病院・消化器センター内科), 川口 清隆(北野病院・消化器センター内科), 八隅 秀二郎(北野病院・消化器センター内科)
抄録 【背景】胆嚢管癌は比較的稀な疾患で全胆道癌の2.99%であると報告されている.当院にて経験した胆嚢管癌の3症例について報告する.【症例1】70歳代男性,腹痛の精査の腹部CTにて胆嚢管分岐部の腫瘤を認め胆嚢管癌が疑われた.胆管造影検査,経口胆道鏡検査などにより胆嚢管分岐部に主座をおき上部・中部胆管へ進展をきたした胆嚢管癌(胆嚢管,上部・中部胆管,cT1N0H0P0M0 cStageI)と診断し,胆嚢摘出,胆管切除,胆道再建を施行した.最終病期診断は胆嚢管癌 T2N0H0P0M0 fStageIであり,上部・中部胆管への浸潤を認めた.【症例2】80歳代男性,全身掻痒感を認め受診し,血液検査および腹部超音波検査にて肝胆道系酵素の上昇および総胆管の拡張,総胆管の腫瘤を認めた.腹部CT,胆管造影検査などにより右肝管起始部から膵内胆管の上端にかけて広がり胆嚢管,胆嚢内にまで浸潤した中部胆管癌(上部・中部・下部胆管,胆嚢管,cT1N0H0P0M0 cStageI)と診断し,胆嚢摘出,胆管切除,胆管空腸吻合を施行した.最終病期診断は胆嚢管癌 T2N0H0P0M0 fStageIIであり,上部・中部胆管の浸潤を認めた.【症例3】70歳代男性,健診の血液検査・腹部超音波検査にてCA19-9高値および胆嚢腫大,胆泥を認めた.腹部CTで胆嚢頸部に腫瘤を認め,MRCPなどにより胆嚢癌(胆嚢頸部,cT2N2H0P0M0 cStageIII))と診断し,胆嚢摘出,胆管切除,胆管十二指腸吻合を施行した.最終病期診断は胆嚢管癌 T2N0H0P0M0 fStageIIであり,中部胆管および胆嚢への浸潤を認めた.【結論】2006年8月~2012年12月の当院での胆嚢管癌の割合は全胆道癌の1.72%(3/174例)であった.今回経口胆道鏡検査が水平進展の診断に有用であった症例を経験した.結節型の胆道癌においては水平進展の可能性を考え,積極的に経口胆道鏡検査を行う必要があると考えられた.
索引用語 胆嚢管癌, 経口胆道鏡