セッション情報 | ポスターセッション(消化器病学会)胆道(腫瘍) |
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タイトル | 消P-143:当院における胆嚢癌診療の現状 |
演者 | 竹内 俊文(鈴鹿中央総合病院・消化器内科) |
共同演者 | 松崎 晋平(鈴鹿中央総合病院・消化器内科), 熊澤 広朗(鈴鹿中央総合病院・消化器内科), 磯野 功明(鈴鹿中央総合病院・消化器内科), 田中 宏樹(鈴鹿中央総合病院・消化器内科), 石原 禎子(鈴鹿中央総合病院・消化器内科), 新田 真吾(鈴鹿中央総合病院・消化器内科), 佐瀬 友博(鈴鹿中央総合病院・消化器内科), 齊藤 知規(鈴鹿中央総合病院・消化器内科), 岡野 宏(鈴鹿中央総合病院・消化器内科), 向 克巳(鈴鹿中央総合病院・消化器内科), 西村 晃(鈴鹿中央総合病院・消化器内科), 藤永 和寿(鈴鹿中央総合病院・外科), 岡本 篤之(鈴鹿中央総合病院・外科), 濱田 賢司(鈴鹿中央総合病院・外科), 金兒 博司(鈴鹿中央総合病院・外科), 田岡 大樹(鈴鹿中央総合病院・外科), 馬場 洋一郎(鈴鹿中央総合病院・病理診断科) |
抄録 | 【目的】当院で経験した胆嚢癌の臨床像に関しretrospectiveに検討し,現状を明らかにすることを目的とした.【方法】対象は2008年4月から2013年2月までに当院で経験した胆嚢癌52例(年齢中央値76歳(52-92),男女比25:27)である.検討項目は,1.症状,2.病期,3.治療法,4.予後,とした.【成績】1.初発症状は,黄疸16例,腹痛15例,無症状14例,全身倦怠感3例,肝機能障害2例,貧血2例であった.2.進行度I:8例,進行度II:6例,進行度III:8例,進行度IVa:7例,進行度IVb:23例であった.3.手術24例(胆嚢摘出術7例,肝床切除術8例,肝S4a5切除術8例,肝拡大右葉切除術1例),化学療法10例(初回投与薬剤 GEM:6例,GEM+CDDP:2例,その他:2例),緩和18例であった.4.死亡37例,生存15例であり,全体の生存期間中央値は4.5ヶ月,切除17.4ヶ月,化学療法5ヶ月,緩和1ヶ月であった.【結論】当院で経験した胆嚢癌の27%(14/52)は無症状であり,全例切除可能であった.また,切除可能であった58%(14/24)は現在も再発なく経過している.胆嚢癌治療において早期診断を目指す取り組みが重要であると思われた. |
索引用語 | 胆嚢癌, 予後 |