セッション情報 | ポスターセッション(消化器病学会)膵臓(腫瘍2) |
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タイトル | 消P-199:当院における膵がん教室の取り組み |
演者 | 中川原 寿俊(金沢大・消化器・乳腺・移植再生外科) |
共同演者 | 藤村 隆(金沢大・消化器・乳腺・移植再生外科), 大坪 公士郎(金沢大附属病院・がん高度先進治療センター), 山田 圭輔(金沢大附属病院・麻酔科蘇生科), 高仲 強(金沢大・消化器・乳腺・移植再生外科DELIMITER金沢大附属病院・放射線科), 中沼 伸一(金沢大・消化器・乳腺・移植再生外科), 岡本 浩一(金沢大・消化器・乳腺・移植再生外科), 酒井 清祥(金沢大・消化器・乳腺・移植再生外科), 牧野 勇(金沢大・消化器・乳腺・移植再生外科), 中村 慶史(金沢大・消化器・乳腺・移植再生外科), 林 泰寛(金沢大・消化器・乳腺・移植再生外科), 尾山 勝信(金沢大・消化器・乳腺・移植再生外科), 宮下 知治(金沢大・消化器・乳腺・移植再生外科), 田島 秀浩(金沢大・消化器・乳腺・移植再生外科), 高村 博之(金沢大・消化器・乳腺・移植再生外科), 二宮 致(金沢大・消化器・乳腺・移植再生外科), 北川 裕久(金沢大・消化器・乳腺・移植再生外科), 伏田 幸夫(金沢大・消化器・乳腺・移植再生外科), 太田 哲生(金沢大・消化器・乳腺・移植再生外科) |
抄録 | 【背景】 がん患者に対する全人的医療が普及する中,治療をうける際に病状・治療内容を理解し,利用可能なサービス・支援などの情報を提供することが重要である.しかし,予後不良で病態・病状が複雑な膵がん患者では,十分なサービスが行われているとは言い難い.これに対し国立がんセンターを中心に,患者の理解度の向上と治療への積極的な参加を目的とした「膵がん教室」が開催され,その有効性が報告されている.当院においても各部署の賛同と協力のもと,2012年11月より膵がん教室を開催し2コースの授業を行った.今回,当教室の有用性,問題点を検討する.【膵がん教室の概要】対象者は,膵がん患者,家族とし,1コースを「膵がん治療総論と内科的治療」,「緩和医療と精神科」,「がんの痛み」,「食事と薬剤」,「がんと暮らし」,「放射線治療」の6回とし,各授業を毎週行い,講義終了後には,質疑応答,患者間の交流が行われた. 【対象と方法】各講義終了後,受講者(平均9.2人, 6~13人)にアンケートを行い,集計結果を検討した.【結果】88%の受講者が,講義に満足と答えた.受講後前向きな気持ちになれたと答えた受講者は34.7%(17-67%),ストレスが軽減したと答えた受講者は,22.3%(0-43%)であった.受講後の感想では,前向きに治療を受ける気持ちになったとする意見や,他の患者の気持ち,体験談が聞けてよかったとする意見が多くみられた.【結語】膵がん教室は,知識・情報を得るだけでなく,前向きに治療を受ける気持ちになれる点で有用と考えられた. |
索引用語 | 膵がん, 教室 |