セッション情報 ポスターセッション(消化器病学会)

大腸(潰瘍性大腸炎2)

タイトル 消P-456:

潰瘍性大腸炎に対するインフリキシマブのステロイド減量・離脱効果の検討

演者 亀崎 秀宏(国保君津中央病院・消化器科)
共同演者 畦元 亮作(国保君津中央病院・消化器科), 杉田 統(国保君津中央病院・消化器科), 若松 徹(国保君津中央病院・消化器科), 佐々木 玲奈(国保君津中央病院・消化器科), 小関 寛隆(国保君津中央病院・消化器科), 新井 裕之(国保君津中央病院・消化器科), 辻本 彰子(国保君津中央病院・消化器科), 妹尾 純一(国保君津中央病院・消化器科), 藤本 竜也(国保君津中央病院・消化器科), 山田 博之(国保君津中央病院・消化器科), 大部 誠道(国保君津中央病院・消化器科), 藤森 基次(国保君津中央病院・消化器科), 吉田 有(国保君津中央病院・消化器科), 駒 嘉宏(国保君津中央病院・消化器科), 鈴木 紀彰(国保君津中央病院・消化器科), 福山 悦男(国保君津中央病院・消化器科)
抄録 【目的】ステロイド依存・抵抗を示す潰瘍性大腸炎(UC)患者には,免疫調整剤や血球成分除去療法の併用が推奨されてきた.しかし,免疫調整剤には骨髄抑制や催奇形性作用など重篤な副作用の可能性もあり,血球成分除去療法には設備の点などより普遍的な使用には限りもある.抗ヒトTNFαモノクローナル抗体製剤のインフリキシマブ(IFX)は2010年6月よりUCへの使用も承認され,その良好な治療効果が認知されつつある.今回,潰瘍性大腸炎に対するIFXの効果に関してステロイド減量・離脱の点より検討した.【方法】2011年11月より2013年2月までにIFXが導入されたUC7例を対象にretrospectiveに解析した.IFX投与0週,2週,6週,および,最終観察日の臨床的活動性をLichtiger index(寛解:3点以下,有効:10点以下)で評価するとともに,プレドニゾロン(PSL)投与量を評価した.【成績】患者背景は,男性7例,女性0例,UC発症時年齢39.9±13.7歳,IFX導入時年齢45.6±15.8歳,罹病期間66.7±60.8ヵ月,全大腸炎型5例,左側大腸炎型2例,再燃寛解型6例,慢性持続型1例,ステロイド依存5例,ステロイド抵抗2例であった.また,顆粒球除去療法併用を2例,アザチオプリン(AZA)併用を1例に認めた.IFX導入時のPSL投与量は20.7±7.3mg/dayで,Lichtiger indexは6.3±5.8であった.IFX導入後の経過は,7例全例でPSLは漸減され,2週目の時点で寛解は5例,有効は7例に認めた.6週目の時点では寛解5例,有効7例であった.平均観察期間288.3±187.1日で,最終観察日のPSL投与量は2.7±2.1mg/day(2例でステロイド離脱)で,寛解6例,有効7例であった.【結論】IFXはステロイド依存・抵抗を示すUC患者において,ステロイド減量・離脱に有用であると考えられた.
索引用語 潰瘍性大腸炎, インフリキシマブ