セッション情報 ポスターセッション(消化器病学会)

大腸(潰瘍性大腸炎3)

タイトル 消P-460:

ステロイドフリーで寛解導入 intensive GCAP 治療を行った潰瘍性大腸炎の長期観察例

演者 大森 敏秀(大森敏秀胃腸科クリニック)
共同演者
抄録 【背景】当院は開業7年を迎えた炎症性腸疾患を主業務とする入院病床を持たないクリニックである.潰瘍性大腸炎:UC約280名,クローン病:CD 46名を診療している.2006年10 月の開業以来GCAP約900治療,延べ94名のIBD治療を行なっている.(CD3名,UC重複例を含む)【方法】当科ではPSLを治療ステップに含まず,中等症以上のUC症例に入院回避を狙って intensive GCAP を行なっている.【成績】うち1年以上の長期経過を追えた(2012年1月まで)UC71回治療(52名)中,単回CAP寛解導入治療で以後再燃ないのは36名(69%),2回目CAP寛解導入治療になったのは13名(25%),3回目CAP寛解導入治療になったのは3名(6%)であった.先行CAP治療から次回CAP治療を要するまでの平均期間は436日であった.最終治療からの寛解維持期間の平均日数は1038日(最長2229日)であった.現在PSL内服中のUCは0名である.ステロイド依存症・抵抗性は出現していない.入院治療を要したのは15名で,臨床的寛解にかかわらず治療薬副作用で入院2名,CMV治療3名,TAC 2名,IFX 3名,PSL+LCAP 2名,結腸切除術は3名であった.【結論】初期寛解導入が成功できて,通院継続とメサラジン内服・注腸が貫徹出来れば,さらなるステップアップ治療は不必要であり,繰り返しGCAP寛解導入を行えると考える.
索引用語 ステロイドフリー, intensive GCAP