セッション情報 ポスターセッション(消化器病学会)

大腸(治療(化学療法1))

タイトル 消P-527:

Clinical biomarkerからみた切除不能大腸癌における1st-line Cetuximab の治療成績

演者 佐川 保(国立北海道がんセンター・消化器内科)
共同演者 大須賀 崇裕(国立北海道がんセンター・消化器内科), 佐藤 康裕(国立北海道がんセンター・消化器内科), 中村 とき子(国立北海道がんセンター・消化器内科), 藤川 幸司(国立北海道がんセンター・消化器内科), 高橋 康雄(国立北海道がんセンター・消化器内科)
抄録 【背景と目的】大腸癌治療は分子標的治療薬登場以降,個別化医療の時代となり,biomarkerによる治療選択が注目を集めている.一方,個々の患者の病態・予後グループやearly tumor shrinkage(ETS)などclinical biomarkerの観点からの個別化も注目されつつある.そこで1st-line Cetuximab治療症例のclinical biomarkerからみた治療成績について検討した.【対象と方法】2011年2月から2012年10月までに1st-lineでCetuximabを投与したKRAS野生型24例を対象とし後方視的に検討した.Schmollらの病態別グループおよびETS有無の治療成績について検討した.【結果】平均年齢62歳(47-81),男/女:11/13.PS 0/1/2/3:11/6/5/2,グループ 1/2/3:6/15/3,結腸/直腸:13/11,原発巣切除/未切除:11/13,進行/再発:19/5,全例KRAS野生型,転移臓器肝13例,肺7例,遠隔LN4例,卵巣3例など.併用レジメンOxaliplatinベース14例,CPT-11ベース7例,単独3例.ETSは評価可能病変症例の61%(11/18)に認めた.ETS+/-別PFS:8.4M/4.0M,OS:未到達/10.4M.グループ1/2/3別ETS率:80%/50%/67%,PFS:8.4M/6.8M/未到達,OS:未到達/10.4M/6.6M.グループ1症例4例(67%)でconversion手術,グループ2有症状10例中9例(90%)で症状緩和が認められた.【考察】ETS+症例はPFS,OSが良好であり,ETS+はCetuximab治療効果予測になりうると考えられた.【結論】Clinical biomarkerによる個別化治療は予後予測に基づき,目的に応じた治療選択が可能.
索引用語 early tumor shrinkage, clinical biomarker