セッション情報 | ポスターセッション(消化器病学会)大腸(治療(化学療法1)) |
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タイトル | 消P-528:フッ化ピリミジン系薬剤,オキサリプラチン,イリノテカン治療歴を有するKRAS野生型切除不能な進行・再発大腸癌に対するPanitumumabとイリノテカン併用療法の臨床第II相試験(OGSG1001) |
演者 | 三宅 泰裕(箕面市立病院・外科) |
共同演者 | 吉田 元樹(大阪医大附属病院・化学療法センター), 平良 高一(大阪市立総合医療センター・消化器内科), 杉本 直俊(大阪府立成人病センター・臨床腫瘍科), 畑 泰司(大阪大・消化器外科), 徳永 行彦(大阪北逓信病院・外科), 福永 睦(市立堺病院・外科), 長谷川 裕子(国立大阪医療センター・消化器科), 紀 貴之(大阪医大附属病院・化学療法センター), 加藤 健志(関西労災病院・外科), 桑門 心(大阪医大附属病院・化学療法センター), 武田 晃司(大阪市立総合医療センター・消化器内科), 吉波 哲大(大阪府立成人病センター・臨床腫瘍科), 駄賀 晴子(大阪市立総合医療センター・消化器内科), 下川 敏雄(山梨大大学院・医学工学総合研究部工学学域), 坂井 大介(大阪大大学院・消化器癌先進化学療法開発学), 黒川 幸典(大阪大・消化器外科), 佐藤 太郎(大阪大大学院・消化器癌先進化学療法開発学), 辻仲 利政(市立貝塚病院・外科), 古河 洋(近畿大・外科) |
抄録 | [目的]我々はフッ化ピリミジン系薬剤,オキサリプラチン,イリノテカン抵抗性KRAS野生型転移性大腸がんに対するpanitumumabとイリノテカン併用療法の臨床第II相試験を計画した.[方法]対象: KRAS野生型転移性大腸がん,フッ化ピリミジン系薬剤,オキサリプラチン,イリノテカン抵抗性を示し,測定可能病変を有するECOG PS 0-2の症例.治療方法: panitumumab (6 mg/kg)とイリノテカンを2週間毎に病状増悪まで投与.イリノテカンは前治療投与量と同量とし,最大150 mg/m2.主要評価項目: 奏効率,副次的評価項目: 病状制御率,無増悪生存期間,生存期間,奏効期間,有害事象発生割合.[結果]2010.7.~2012.7.に31症例登録,年齢中央値65歳(範囲42-74),転移巣別:肝20,肺10,リンパ節3.RECISTによる中央独立評価委員会での奏効率29.0%(95%信頼区間[CI], 14.2-48.0 %),病状制御率74.2% (95%CI, 55.4-88.1).グレード3以上全有害事象発生割合58.1%,突然死1例,グレード3以上の主な有害事象は下痢19.4%,皮疹12.9%,倦怠感9.7%,食欲不振9.7%,注入時反応1例.[結語]フッ化ピリミジン系薬剤,オキサリプラチン,イリノテカン抵抗性KRAS野生型転移性大腸がんに対し,panitumumabとイリノテカン併用療法は耐用的で有効なことが示唆された. |
索引用語 | 大腸癌, 化学療法 |