セッション情報 ポスターセッション(消化器病学会)

大腸(治療(化学療法1))

タイトル 消P-530:

高齢の進行大腸癌患者に対するXELOX療法の安全性の検討

演者 中田 悠紀(大阪厚生年金病院・内科)
共同演者 加藤 幹那(大阪厚生年金病院・内科), 加藤 穣(大阪厚生年金病院・内科), 日比野 千尋(大阪厚生年金病院・内科), 塩出 悠登(大阪厚生年金病院・内科), 村井 一裕(大阪厚生年金病院・内科), 甲斐 優吾(大阪厚生年金病院・内科), 城 尚志(大阪厚生年金病院・内科), 松村 有記(大阪厚生年金病院・内科), 武田 梨里(大阪厚生年金病院・内科), 北 久晃(大阪厚生年金病院・内科), 河合 知代(大阪厚生年金病院・内科), 西塔 民子(大阪厚生年金病院・内科), 千葉 三保(大阪厚生年金病院・内科), 前田 晃作(大阪厚生年金病院・内科), 内藤 雅文(大阪厚生年金病院・内科), 道田 知樹(大阪厚生年金病院・内科), 藤井 眞(大阪厚生年金病院・外科), 弓場 健義(大阪厚生年金病院・外科), 伊藤 敏文(大阪厚生年金病院・内科)
抄録 【目的】XELOX療法は,大腸癌の標準治療であるFORFOX療法に対してNO16966試験などの第III相試験により,非劣勢が証明されている.またFORFOX療法に比べCVポート造設の必要がなく非侵襲的であり,注入ポンプの管理やポート感染などがないことから高齢者の治療により適していると考える.そこで我々は高齢者のXELOX治療の安全性について分子標的治療薬との併用例も交えて検討を行った.【方法】2011年2月から2013年3月までに当院にてXELOX療法を行った70歳以上の進行大腸癌患者22例についてretrospectiveに検討を行った.【結果】XELOX療法を行った患者の年齢中央値は74歳で,男性15例,女性7例であった.また併用薬としてはbevacizumabが14例,Cetuximabが2例で,6例はXELOX単独療法であり,投与コース回数の中央値は5コース(1-18)であった.奏効率は27.3%,病勢コントロール率は50.0%であり,治療を行った者のうち何らかの理由で減量もしくは休薬を必要としたのは18例(81.8%)で,有害事象によりXELOX療法を終了したものは4例(18.2%)であった.有害事象においては,Grade3以上の血液毒性が3例(好中球減少2例,血小板減少1例)で,非血液毒性は倦怠感2例(9.0%),下痢1例(4.5%),ALT上昇1例(4.5%)であった.主な非血液毒性は倦怠感17例(16.2%),食思不振10例(45.5%),口内炎6例(27.3%),下痢5例(22.7%),手足症候群3例(13.6)であった.【結論】今回の検討においては多くの症例で投薬量の減量,休薬などが必要とされたが,XELOX療法は高齢者に対しても比較的安全に施行することができ,治療効果も認められた.高齢者は合併症が生じると肉体的,精神的なダメージが大きいことからも,若年者と比べて早期に投薬減量,休薬を決断する必要があると考えられた.
索引用語 大腸癌, XELOX