セッション情報 | ポスターセッション(消化器病学会)大腸(機能性疾患) |
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タイトル | 消P-541:慢性便秘患者に対するルビプロストンの使用経験:満足度調査アンケートより |
演者 | 稲森 正彦(横浜市立大・消化器内科DELIMITER横浜市立大附属病院・臨床研修センター) |
共同演者 | 松浦 瑞惠(横浜市立大・消化器内科), 関野 雄典(横浜市立大・消化器内科), 日暮 琢磨(横浜市立大・消化器内科), 大久保 秀則(横浜市立大・消化器内科), 山田 英司(横浜市立大・消化器内科), 飯田 洋(横浜市立大・消化器内科), 遠藤 宏樹(横浜市立大・消化器内科), 野中 敬(横浜市立大・消化器内科), 古出 智子(横浜市立大・消化器内科), 高橋 宏和(横浜市立大・消化器内科), 後藤 歩(横浜市立大・消化器内科), 井田 智則(大森赤十字病院・消化器内科), 日下部 明彦(横浜市立大・消化器内科), 中島 淳(横浜市立大・消化器内科), 前田 愼(横浜市立大・消化器内科), 後藤 英司(横浜市立大・医学教育学) |
抄録 | 【目的】便秘症の診療においては様々な薬剤が使用されているが,時に症状が残存する患者をしばしば経験する.今回,既存の便秘薬を投与しているにもかかわらず症状を有している慢性便秘患者を対象にルビプロストンへ投与変更し,患者の満足を確認することを目的とした.【方法】20歳以上で過去に慢性便秘と診断され,既存の薬物を投与されているにもかかわらず便秘症状がある患者連続5例を対象にした.同意取得後,ルビピロストン48μg/日に切り替え2週間投与した.症状の強さ,症状の頻度,睡眠状態,食事の状態,生活全般の状態,薬剤への満足度等を質問項目とした自己記入式問診を投与後に実施しデータを解析した.【成績】患者背景は,男性3人,女性2人,50歳代,60歳代,70歳代,80歳代1名ずつであった.前投与薬は酸化マグネシウムとセンナシドであり,使用期間は1年以上が3人であった.症状の強さ,頻度においては,5人中2人が有意に改善した(p<0.05).薬剤に対する満足度においては,3人が満足,2人が不変であった.【結論】既存の下剤からルビプロストンに変更することにより,症状の強さ及び頻度が有意に改善した.満足度から鑑みても,既存の下剤で症状が残存している患者においてはルビプロストンに変更する治療法も一案と考えられた. |
索引用語 | 便秘, ルビプロストン |