セッション情報 |
ポスターセッション(消化器内視鏡学会)
胃-ESD3
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タイトル |
内P-16:胃癌術後に食道壁内転移をきたしESDにより内視鏡的に治療しえた1例
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演者 |
間宮 俊太(鹿島労災病院・外科DELIMITER千葉大・先端応用外科) |
共同演者 |
松永 晃直(清水厚生病院・外科DELIMITER千葉大・先端応用外科), 松原 久裕(千葉大・先端応用外科) |
抄録 |
症例は61歳,男性.2009年8月に胃癌(U)に対して胃全摘術施行.病理組織学的結果はpStageIB でR0であった.2010年8月術後フォローアップ目的に行った上部消化管内視鏡検査で,食道空腸吻合部より1.5cm程口側の下部食道に,術前には認めなかった,びらんを伴った径10mm大の立ち上がり明瞭な隆起性病変を認めた.warfarin内服中であったため生検は施行せず,経過観察としたが明らかなsize upを認めたため,2010年10月EMR施行.病理結果がAdenocarcinoma, gastric carcinomaのmetastasis,13x7mm,ly0,v0,pHM0(2mm)だがpVM1であったため,追加切除の方針とし2010年12月ESD施行.ESDによる追加切除の病理結果は,SM層の一部にtub1を少量認めた以外には腫瘍細胞認めず,pHM0(3mm),pVM0(0.5mm)にて,食道癌の根治度評価に則ればCurEAであった.ESD治療後2年3ヶ月の現在まで無再発生存中である. |
索引用語 |
ESD, 食道壁内転移 |