セッション情報 |
ポスターセッション(消化器内視鏡学会)
胃-ESD工夫1
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タイトル |
内P-38:ESDにおけるSBナイフとSBソフトフードの有用性
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演者 |
杉浦 寧(杉浦医院) |
共同演者 |
小林 真(市立四日市病院・消化器科), 本間 清明(日本海総合病院・治療内視鏡科) |
抄録 |
【目的】ESD困難の要因として,線維化,呼吸性変動や出血が上げられる.線維化に対しては,せん断構造で切れのよいSBナイフJrタイプ(以下Jrタイプ)を使用した.呼吸性変動にはフードが有効であるが,先細型でありながらJrタイプの回転操作に影響を与えにくい軟性素材のSBソフトフードを開発した.また体部の血管の多い病変に対してはフックの代わりに先端に小型止血機能を持たせたSBナイフ止血タイプ(以下止血タイプ)を開発し使用した.【器具・方法】SBソフトフードは軟性素材を使用し,上面を傾斜させ先端を細くすることにより粘膜下層への潜り込みを向上させた.突出長はJrタイプに合わせて6mmであるが,底面側をカットして約4mmとすることで先端系のデバイスでも使用できるようにした.高度線維化に対してはJrタイプを用いて粘膜下層の剥離を施行した.止血タイプはフックを無くし有効開口幅を広げ,内側電極の先端に平面部分を作ることで止血鉗子機能を持たせた.体部など血管の多い病変に対して使用した.【結果】SBソフトフードはJrタイプを開いた状態でも干渉が少なく,線維化部分でも安定した剥離操作が可能であった.長めのフードのために周囲との位置関係が把握しやすく,切開ラインの想定が容易であった.フードの底面が短くフラッシュナイフ等の先端系も使用可能であり,大腸の挿入も問題なく行えた.止血タイプはフックによる細かい操作はできないが,組織の把持量が上昇したため剥離速度は向上した.止血鉗子部分を用いることでプレコアグレーションのみならず出血時にそのまま止血に移ることが可能であり,デバイスの入れ替えにより出血部を見失うことが少なくなった.しかし止血部分は小型のため,太い動脈からの出血に対しては従来の止血鉗子を使用した.【結論】SBソフトフードとSBナイフJrを組み合わせは線維化病変に,SBナイフ止血タイプは粘膜下の血管の多い病変に対して有用であった. |
索引用語 |
SBナイフ, SBソフトフード |