セッション情報 | ポスターセッション(消化器内視鏡学会)胃-検査工夫 |
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タイトル | 内P-142:通常径内視鏡用新マウスピースの有用性に関する検討 |
演者 | 草野 昌男(くさのファミリー内科クリニック) |
共同演者 | 駒沢 大輔(いわき市立総合磐城共立病院・消化器科), 渡部 敬之(いわき市立総合磐城共立病院・消化器科), 近藤 穣(いわき市立総合磐城共立病院・消化器科), 土佐 正規(いわき市立総合磐城共立病院・消化器科), 伊藤 広通(いわき市立総合磐城共立病院・消化器科), 大楽 尚弘(いわき市立総合磐城共立病院・消化器科), 池田 智之(いわき市立総合磐城共立病院・消化器科), 上野 孝治(いわき市立総合磐城共立病院・消化器科), 池谷 伸一(いわき市立総合磐城共立病院・消化器科), 中山 晴夫(いわき市立総合磐城共立病院・消化器科), 樋渡 信夫(いわき市立総合磐城共立病院・消化器科) |
抄録 | 【はじめに】内視鏡は苦痛の軽減のため進化を遂げているが,経口内視鏡時に使用するマウスピースは,大きな進化を遂げたとは言い難い.2009年に経口細径内視鏡用のマウスピースが開発され,苦痛の軽減に役立っているとの報告もある.【目的】新開発された通常径内視鏡用のマウスピース(エンドリーダーマルチタイプ)の有用性を明らかにする.【対象・方法】対象は平成24年11月から平成25年2月に当院で経口内視鏡検査を施行した205例中,検査前アンケートで以前の内視鏡検査が,少しあるいはすごくつらかった,と回答した126例.男性56例,女性70例,平均年齢64歳.通常の咽頭麻酔,鎮痙剤を投与,鎮静剤は投与せず.検査後アンケートおよび身体的影響度として,唾液量,嘔吐反射数,酸素飽和度,脈拍を評価した.【結果】全205例中過去の内視鏡検査が,すごくつらかった:39例,少しつらかった:87例,つらくなかった:79例.新マウスピースのくわえやすさは,くわえやすい:97例,従来とかわらない:23例,くわえにくい:6例.新マウスピースの使用感は,よかった:93例,従来とかわらない:30例,よくなかった:3例.新マウスピースを従来のマウスピースと比較して,VAS(visual analog scale)で平均8.0±2.2.次回の内視鏡検査時に,新マウスピースを希望する:98例,どちらでもよい:22例,従来のマウスピースが良い:6例.新マウスピースが良かった理由は,大きさが良い,安定している,柔らかい,良くなかった理由は,少し大きい,長くてくわえにくい,などであった.身体的影響度では,従来のマウスピースと比較し,各評価項目において特にadvantageはみられなかった.【結論】約8割の症例で苦痛の軽減,良好な使用感を感じ,また次回も使用したいとの希望であった.新マウスピースは,通常径内視鏡検査において,苦痛を軽減できる有用なdeviceと考えられた. |
索引用語 | マウスピース, 通常径内視鏡 |