セッション情報 ポスターセッション(消化器内視鏡学会)

胃-検診2

タイトル 内P-152:

当健診センターにおける胃内視鏡受検者のピロリ菌検査および治療に関しての問診結果と胃内視鏡的判定について

演者 牧野 泰博(くまもと森都総合病院・健診センター)
共同演者 西 潤子(くまもと森都総合病院・放射線科)
抄録 【目的】以前より当センターではオプションとして血液によるピロリ抗体検査を行ってきた.H25年2月21日より胃炎にも保険適応となり,積極的に治療勧奨する時代となり,受診者のどれくらいが,検査や治療を行っているか,また当センターでのピロリ抗体は定性の為,偽陰性ばかりでなく偽陽性に関しても留意が必要と思われ,その現状を把握する必要性が出てきた.【方法】対象は胃内視鏡受検者に対し,内視鏡検査前の問診時に1)ピロリ菌検査の有無,2)その結果(陰性/陽性),3)陽性の場合の治療の有無,4)治療の結果(除菌成功/不成功/未確認)を付け加えて行った.また,胃内視鏡上のピロリ菌の有無の判定を(+):陽性と判断,(-):陰性と判断,(±):判定困難の3段階に分けて行った.【成績】表:参照【結論】胃内視鏡受検者の半数以上がピロリ菌検査を受けていること,陽性の場合,60%は治療を受けていることは,ピロリ菌に関しての認知度が高いと思われる.ピロリ抗体の場合,従来から認識されてはいるが,偽陰性が胃内視鏡上ではあるが約10%程度が予想さた.また,胃内視鏡上(-)と判断しても抗体陽性(偽陽性?)が意外と多いと認識する必要があると思われた.
索引用語 ピロリ抗体検査, 偽陽性