セッション情報 ポスターセッション(消化器内視鏡学会)

小腸-バルーン内視鏡

タイトル 内P-319:

当院におけるダブルバルーン内視鏡の現況

演者 福本 晃(尾道総合病院・消化器内科)
共同演者 今川 宏樹(尾道総合病院・消化器内科), 寺岡 雄吏(尾道総合病院・消化器内科), 天野 美緒(尾道総合病院・消化器内科), 飯星 知博(尾道総合病院・消化器内科), 小野川 靖二(尾道総合病院・消化器内科), 平野 巨通(尾道総合病院・消化器内科), 花田 敬士(尾道総合病院・消化器内科), 天野 始(尾道総合病院・消化器内科), 日野 文明(尾道総合病院・消化器内科)
抄録 【はじめに】ダブルバルーン内視鏡(DBE)の登場により,小腸疾患の診断において大きな進歩がみられた.また,術後腸管のERCP(DB-ERCP)および,癒着などによる大腸内視鏡挿入困難例にも応用可能(DB-CS)である.【目的】当院におけるDBE導入後の現況について報告する.【対象】当院において2009年4月から2013年3月に間にDBEを施行した84例(男性48例,女性36例,平均年齢67.9±14.3歳)118検査.検査適応,検査結果について検討した.【結果】検査適応は小腸精査・治療(DB-EN)が50例67検査,DB-ERCPが28例44検査,DB-CSが6例7検査であった.DB-ENの内訳は原因不明の消化管出血(OGIB)が25例35検査,他検査異常が12例15検査,既知の疾患評価が7例11検査,腸閉塞精査が6例6検査であった.OGIBでは60%(15/25)で小腸内に出血源を指摘できた.他検査異常では83.3%(10/12)で,腸閉塞例では66.6%(4/6)で小腸に異常を指摘できた.既知疾患評価では71.4%(5/7)で小腸内に病変の存在を指摘でき,2例で病変がないことの確認ができた.全体では68%で小腸病変を指摘できた.DB-ERCP症例の術式の内訳は胃全摘Roux-en-Y法が6例7検査,幽門側胃切除Billroth-II法が6例10検査であった.PDが4例9検査,SSPPDが2例2検査,PPPDが3例3検査,肝外胆管切除術が4例10検査,肝右葉切除が2例2検査,胃空腸バイパス術が1例2検査であった.44検査中38検査(86.4%)で検査目的部まで到達でき,平均到達時間19.5(3-53)分であった.うち34検査で胆管・膵管に挿管が可能で29例で処置が可能であった.DB-CSは7検査全例で盲腸まで到達することができ,平均到達時間14.4(8-24)分であった.うち3検査では大腸ポリープ切除術を施行できた.【結語】DBEは小腸検査では比較的高率に病変を指摘することができた.また,術後腸管のERCPや大腸内視鏡挿入困難例に対しても需要があり,さらには短時間で目的部まで到達ができ,内視鏡的治療も可能であり有用であった.
索引用語 ダブルバルーン内視鏡, 術後腸管のERCP