セッション情報 | ポスターセッション(消化器内視鏡学会)大腸-抗血栓薬 |
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タイトル | 内P-349:抗血栓薬服用に関連する内視鏡的大腸ポリープ切除後出血の検討 |
演者 | 渡辺 明彦(淀川キリスト教病院・消化器センター消化器内科) |
共同演者 | 西尾 昭宏(淀川キリスト教病院・消化器センター消化器内科), 吉田 竜太郎(淀川キリスト教病院・消化器センター消化器内科), 三浦 翔(淀川キリスト教病院・消化器センター消化器内科), 居軒 和也(淀川キリスト教病院・消化器センター消化器内科), 印藤 直彦(淀川キリスト教病院・消化器センター消化器内科), 佐々木 翔(淀川キリスト教病院・消化器センター消化器内科), 八木 洋輔(淀川キリスト教病院・消化器センター消化器内科), 片岡 純子(淀川キリスト教病院・消化器センター消化器内科), 末吉 伸行(淀川キリスト教病院・消化器センター消化器内科), 矢野 雄飛(淀川キリスト教病院・消化器センター消化器内科), 山岡 優子(淀川キリスト教病院・消化器センター消化器内科), 廣吉 康秀(淀川キリスト教病院・消化器センター消化器内科), 阿南 隆洋(淀川キリスト教病院・消化器センター消化器内科), 阿南 会美(淀川キリスト教病院・消化器センター消化器内科), 松井 佐織(淀川キリスト教病院・消化器センター消化器内科), 菅原 悦子(淀川キリスト教病院・消化器センター消化器内科), 菅原 淳(淀川キリスト教病院・消化器センター消化器内科), 向井 秀一(淀川キリスト教病院・消化器センター消化器内科) |
抄録 | 【目的】旧消化器内視鏡ガイドラインに準じた抗血栓薬休薬下での内視鏡的大腸ポリープ切除に伴う後出血の検討を行い,新ガイドラインに準じた抗血栓薬継続下の内視鏡治療を行うに際して,出血リスクに対するなんらかの知見を得られるか検討した.【方法】当院内視鏡センターにおいて2012年までは旧ガイドラインに準じた抗血栓薬休薬の院内ルールを策定し,出血予防の観点から可能な限り抗血栓薬を休薬し内視鏡検査治療を行ってきた.2008年より2012年までの5年間に下部消化管内視鏡は18563件行い,内視鏡的大腸ポリープ切除はほぼ全例粘膜切除(EMR)の手技で3141例に施行した.切除後は全例に止血クリップによる出血予防を行っている.また抗血栓薬休薬の場合は術翌日より再開している.【成績】大腸ポリープ切除後出血で止血術を要した症例は65例(2%)であった.うち抗血栓薬服用者は14例(21.5%)でそのうち8例(57%)は抗血栓薬をヘパリンに置換した症例であった.【結論】当院では2013年1月より新ガイドラインに準じた院内ルールの改定を行い,可能な限り抗血栓薬を休薬しない方針に転換した.新ルールにおいてはヘパリン置換症例の増加が予想されるため,ますます出血予防に留意する必要がある.内視鏡医としては手技の完成度を高め,新ガイドラインに即した出血予防のマネージメントを確立すべきと考える.新ガイドライン導入後の症例検討も追加しさらなる詳細な検討を行い,新ガイドライン時代にふさわしい内視鏡治療に関して提言を行いたい. |
索引用語 | 抗血栓薬, EMR後出血 |