セッション情報 | ポスターセッション(消化器内視鏡学会)大腸-内視鏡診断 |
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タイトル | 内P-426:発育形態別の大腸腫瘍性病変における術前診断精度 |
演者 | 吉峰 崇(名古屋第二赤十字病院・消化器内科) |
共同演者 | 蟹江 浩(名古屋第二赤十字病院・消化器内科), 野村 智史(名古屋第二赤十字病院・消化器内科), 野尻 優(名古屋第二赤十字病院・消化器内科), 金本 高明(名古屋第二赤十字病院・消化器内科), 日下部 篤宣(名古屋第二赤十字病院・消化器内科), 坂 哲臣(名古屋第二赤十字病院・消化器内科), 山田 智則(名古屋第二赤十字病院・消化器内科), 林 克巳(名古屋第二赤十字病院・消化器内科), 折戸 悦朗(名古屋第二赤十字病院・消化器内科) |
抄録 | 【目的】大腸腫瘍性病変の術前診断精度について発育形態別に明らかにする.【方法】対象は2009年1月から2012年12月までに内視鏡的または外科的切除を行った腺腫と早期大腸癌3456病変の内,拡大観察を施行した1177病変である.治療手技は内視鏡治療1101病変(polypec217 EMR788 ESD91),外科的治療76病変(腹腔鏡補助下66開腹9)であった.最終病理所見はtubular adenoma870(内severe dysplasia193),pM203,pSM107であった.色素拡大観察,NBI拡大観察の診断精度を検討した.色素拡大観察は工藤・鶴田分類をNBI拡大観察は昭和大学北部病院の分類を使用した.【成績】1)pit patternの診断精度:VN型を呈した23例(92.0%)でSM深部浸潤癌であった.IIIL型は99.3%がpMまでの病変であった.pSM癌においてVN/VI型高度不整がSM深部浸潤癌である感度は80.0%,特異度67.7%,正診率75.3%であった.2)NBI拡大観察の診断精度:sparce patternで10/12(83.3%)がSM深部浸潤癌であるのに対し,network/dense patternでは690/702(98.3%)がpMまでの病変であった.3)pSM癌のおける発育形態別診断精度:感度は隆起型76.0%,平坦型60.0%,陥凹型90.0%,正診率は隆起型70.3%,平坦型73.9%,陥凹型85.7%,陽性的中率は隆起型79.2%,平坦型42.9%,陥凹型94.7%であった.【結論】NBI拡大ならびに色素拡大観察を用いた術前精査は,深達度診断の上で有用である.LSTなどの平坦型では,陽性的中率が低く深読みする傾向があるので注意が必要である. |
索引用語 | 拡大観察, 形態 |