セッション情報 |
ポスターセッション(消化器内視鏡学会)
大腸-症例3
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タイトル |
内P-455:病原大腸菌性腸炎(06)を合併し,Cat scratch colonを呈したCollagenous colitisの一例
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演者 |
杉浦 玄(玄クリニック) |
共同演者 |
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抄録 |
Collagenous colitis(以下CC)は,慢性下痢を主症状とする炎症性腸疾患であり内視鏡所見として血管透見性の低下,顆粒状変化,縦走潰瘍が主体であり,ひっかき傷様所見であるCat scratch colon(以下CSC)は稀である.今回,病原大腸菌性腸炎を合併し,典型的なCSCを呈したCCの一例を経験したので報告する.症例は,54歳男性.高血圧,過敏性腸症候群,不眠症等に当院通院中であったが平成24年10月中旬血便を訴え受診.来院時,腹部理学的所見に異常がなく,血液生化学検査では高コレステロール血症を認めるのみで他に異常所見を認めなかった.便培養にて病原大腸菌(06)が検出され,11月上旬施行した大腸内視鏡検査ではS状結腸に粘膜粗造所見を認めた他,直腸に一部出血を伴う赤色線状溝を多数認めた為CSCが強く疑われた.直腸の生検にて粘膜上皮直下にCollagen bandを認めた為CCと診断した.血便が消失した後の初回より5週後の大腸内視鏡検査にても直腸に前回同様CSCの所見を認めたものの生検病理所見ではCollagen bandは消失していた.結語,病原大腸菌性腸炎(06)を合併し,典型的なCat scratch colonを呈したCCの一例を経験した. |
索引用語 |
Collagenous colitis, Cat Scratch Colon |