セッション情報 |
ポスターセッション(消化器内視鏡学会)
食道-その他
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タイトル |
内P-582:食道粘膜下腫瘍に対する胸腔鏡手術に内視鏡を併用した低侵襲性ハイブリッド手術
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演者 |
大幸 宏幸(国立がん研究センター東病院・食道外科) |
共同演者 |
藤田 武郎(国立がん研究センター東病院・食道外科), 小島 隆嗣(国立がん研究センター東病院・消化管内科), 矢野 友規(国立がん研究センター東病院・消化管内科), 土井 俊彦(国立がん研究センター東病院・消化管内科) |
抄録 |
食道粘膜下腫瘍に対する臨床学的検査として,内視鏡による形態学的診断と超音波内視鏡,CT,MRI,PET-CTの画像診断に加え内視鏡下生検や吸引細胞診で細胞・組織学的検査を行うが質的診断が困難な場合が多い.当院ではGastrointestinal stromal tumors(GISTs)が疑われた場合には積極的に切除の対象としている.手術方法は,胸腔鏡アプローチに内視鏡を併用した低侵襲性ハイブリッド手術を行っている.当院での手術方法と3例の治療成績を紹介する.【手術方法】〈内視鏡:切離層の作製〉内視鏡下に腫瘍の口側より粘膜下層にインジコカルミンで青色に標識したムコアップ○Rを注入し,粘膜下層を肥厚させ切離創を作製する.〈胸腔鏡:腫瘍核出術〉腹臥位による胸腔鏡アプローチにより3ポートで手術を行う.固有筋層を切開し,青色に標識された粘膜下層を切離し腫瘍を核出する.核出後は筋層を縫合修復し,ポート孔を開大させ体外に摘出する.【結果】表を参照【結語】食道粘膜下腫瘍に対する胸腔鏡手術に内視鏡を併用した低侵襲性ハイブリッド手術は,食道内腔が解放されることなく確実に核出が可能である. |
索引用語 |
食道, 粘膜下腫瘍 |